Thomas Rhett(トーマス・レット)『Marry Me(マリー・ミー)』

スポンサーリンク

大好きな女性が結婚してしまうのを、幸せを祈りながら見届ける切ない歌。

2018年2月10日号のbillboard The HOT100 第39位(9週チャートイン 最高位35位)

【追記】2018年3月24日号のbillboard The HOT100 第30位までランクアップ。



今回はストーリー性のある歌詞、そして歌詞に基づいたMVが素晴らしい仕上がりになっていて、なんとなく何度も見てしまうThomas Rhett(トーマス・レット)の『Marry Me(マリー・ミー)』をおすすめします!






彼女が結婚するのは…。

「Marry Me(僕と結婚して)」という英語の意味を知らない人はいないと思うほど、プロポーズの定番として使われる言葉。


タイトルだけ聞くと、ハッピーな歌なんだろうなと思いきや、実はそうではなく。
歌詞を和訳してみると、どんなストーリーになっているのか分かります。


She wants to get married, she wants it perfect
(彼女は結婚したがってる 完璧を欲しがって)
She wants her grandaddy preaching the service
(おじいさんにサービスが悪いと説教してもらいたがってる)
Yeah, she wants magnolias out in the country
(そう 木蓮を国から追い出してほしいほど嫌いで)
Not too many people, save her daddy some money
(そんな人はそう多くないよね 父親のお金を残すために)


Ooh, she got it all planned out
(彼女はすべてを綿密に計画したんだ)
Yeah, I can see it all right now
(そう 今なら僕には全部わかるよ)


I’ll wear my black suit, black tie, hide out in the back
(僕は黒いスーツとネクタイをして 後ろに隠れていよう)
I’ll do a strong shot of whiskey straight out the flask
(フラスコでストレートの強いウイスキーを一杯飲もう)
I’ll try to make it through without crying so nobody sees
(誰にも見られないよう泣かずに 結婚式を見届けるよ)
Yeah, she wanna get married
(そう 彼女は結婚したいんだ)
But she don’t wanna marry me
(でも それは僕とじゃない)






I remember the night when I almost kissed her
(もう少しで彼女とキスしそうだった夜を憶えている)
Yeah, I kinda freaked out, we’ve been friends forever
(怖気づいてしまったんだ 僕らは永遠に友達だと思っていたから)
And I’d always wonder if she felt the same way
(そして もし彼女も同じように感じていたらといつも不思議だった)
When I got the invite, I knew it was too late
(招待状を受け取ったときには もう手遅れだと分かったよ)


And I know her daddy’s been dreading this day
(彼女の父親もこの日をずっと恐れていたよ)
Oh, but he don’t know he ain’t the only one giving her away
(でも 彼女を手放してしまうのは彼だけじゃないって知らないんだ)


I’ll wear my black suit, black tie, hide out in the back
(僕は黒いスーツとネクタイをして 後ろに隠れていよう)
I’ll do a strong shot of whiskey straight out the flask
(フラスコでストレートの強いウイスキーを一杯飲もう)
I’ll try to make it through without crying so nobody sees
(誰にも見られないよう泣かずに 結婚式を見届けるよ)
Yeah, she wanna get married
(そう 彼女は結婚したいんだ)
But she don’t wanna marry me
(でも それは僕とじゃない)


Bet she got on her dress now, welcoming the guests now
(彼女は今頃ドレスを着て 招待客を迎えているんだろう)
I could try to find her, get it off of my chest now
(彼女を見つけて 今 全部打ち明けられたら)
But I ain’t gonna mess it up, so I wish her the best now
(でも台無しにしたくないから 彼女の幸せを今は祈るよ)


Black suit, black tie, hiding out in the back
(だから僕は黒いスーツとネクタイをして 後ろに隠れていよう)
Doing a strong shot of whiskey straight out the flask
(フラスコでストレートの強いウイスキーを一杯飲みながら)
I’ll try to make it through without crying so nobody sees
(誰にも見られないよう泣かずに 結婚式を見届けるよ)
Yeah, she wanna get married
(彼女は結婚したいんだ)
Yeah, she gonna get married
(彼女は結婚したいんだ)
But she ain’t gonna marry me
(でも それは僕とじゃない)
Whoa, but she ain’t gonna marry me, no
(でも 相手は僕ではないんだ)



…と、結婚するのは僕ではなく、別の男性なのですね。
しかもおそらく家庭で経済的な事情があって、父親の負担を減らすためにある程度リッチな男性と結婚する感じが歌詞から読み取れ…。


この歌の主人公も彼女を愛しているけれど、色々な事情を知っているからこそ、何も言えないもどかしい気持ちがトーマス・レットのやさしい歌声で余計に伝わってきます。




トーマス・レットが「結婚式ではこの歌を使わないで」とお願いする理由

実はこの『Marry Me』、アメリカでは新たなウェディングソングとして、人気曲になっているそう。


そういえば、以前おすすめした『Die A Happy Man(ダイ・ア・ハッピー・マン)』も、ウェディングソングとして人気になっていて。
ウェディングソングを作って歌うのが得意なんですね、きっと。


そして、この『Marry Me』にはこんな逸話があるようです。

実は妻のローレンとはほぼ結婚しないだろうという時期があった。レットは発売したアルバム『Life Changes』のトラックをリストアップした後、多くのファンが『Marry Me』を結婚式に使いたいと言ってくるんだと語った。「でも僕は絶対に結婚式では演奏してほしくないんだ」とレットは笑う。「この歌は基本的に「僕の”もしもこうだったら”ソングで…ローレンと僕が付き合った後、永遠に別れ、他の人ともう少しで結婚しそうだった時期があったんだ。この歌はまさにゾッとするようなことを書いていて。でも僕もアルバムでは大好きな曲の一つなんだ、僕は悲しい歌が好きでたまらないところもあるし。」
引用元:Thomas Rhett Dives Into ‘Life Changes’ & Tells Stories Behind the Songs at iHeartRadio Album Release Party



という訳で、トーマスはこの歌を結婚式で絶対に使ってほしくないそうです・笑。


似たようなビハインドストーリーを読んだことがあるな…と思ったら、あれはLiam Payne(リアム・ペイン)の『Bedroom Floor(ベッドルーム・フロア)』でした。


でもこの『Marry Me』、歌では彼女がそのまま結婚してしまう気配がしますが、MVではちょっと意表を突いていて。


「えっ、どうなるの???」という感じで終わります。


ショートムービー仕立てで、ちょっぴりノスタルジックな映像になっているので、ぜひ一度ご覧ください。










スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする