RAYE(レイ), Mr Eazi(ミスター・イージー)『Decline(ディクライン)』

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華麗に電話をお断り!

2017年12月22日分 UK Official Singles Chart Top100 第18位(12週チャートイン 最高位第15位)



今回は聴くと体が自然に動き出してしまいそうなダンサンブルながらキャッチーな歌、そして12週チャートインと大健闘している、RAYE(レイ)、Mr Eazi(ミスター・イージー)の『Decline(ディクライン)』をおすすめします!




まず二人のバイオグラフィーを紹介すると、女性シンガーのRAYE(レイ)は、ガーナとスイスにルーツを持つ母親と英国人の父親の間に生まれたロンドン育ちの20歳(2018年1月現在)。
2016年にはJonas Blueとのコラボ曲『By Your Side』やJax Jonesとのコラボ曲『You Don’t Know Me』が大ヒットし、昨年2017年にBBCが選出する期待の新人第3位に選ばれていました。


そして男性のラッパー、Mr Eazi(ミスター・イージー)は、レイと同じくガーナにルーツを持ちつつ、ナイジェリアで生まれ活躍しているシンガーソングライター。
アフリカではいわゆるグラミー賞、もしくはMTVミュージックアワードのような賞を受賞した経験もある実力派。


グローバル化が進み、色んな国や地域で活躍するシンガーの才能を見聞きできるようになったとも言えるのかもしれないですね。




アフリカンテイストかつダンサンブルなリズムに乗せて、華麗にディクライン?!

タイトルの『Decline(ディクライン)』には、「断る」や「拒否する」という意味があります。
この歌詞では何をDeclineしているのでしょうか。
歌詞を和訳してみましたが、この歌詞は簡単なようで、初めて聞く単語も出現し、とても難しいので間違っているところもあるかもしれません。ご了承ください。


I was always there for you, oh
(いつもあなたのそばにいた)
I was always on time
(いつも時間どおりに)
And I gave you my all
(あなたに私の全部をあげたわ)
So now you call, I decline
(今電話がかかってきてるけど お断り)
And now I don’t know about you
(今 あなたについて知らないけど)
But I know I’m gonna be fine
(大丈夫だって分かってる)
And I gave you my all
(あなたに私の全部をあげた)
So now you call, I decline
(今電話がかかってきてるけど お断り)


Oh you think that you sick when you running it
(私と付き合ってた時 自分は弱っていると思ってたのね)
Now you been out on my line like an ambulance
(あなたは救急車のように私の道から外れたの)
Say ‘Fam-fam-a-lam’ no I’m done with it
(「Fam-fam-a-lam※家族や親友など親しい人を表すスラング」と言えって いいえ、私はやれることはやったわ)
No a 999 no emergency
(999でもなければ、非常事態でもない)
Baby na na no I am into you
(もうあなたにぞっこんではないの)
I’m a block you soon you’re bugaboo baby
(あなたをお化けだと思って もうすぐブロックするつもり)
Back a man come unavailable
(後ろからやって来たって 手に入れられないわ)
And I know I’m gonna find myself a better you
(あなたよりマシな自分を見つけられるって分かってる)


Now you’re stressed out ‘cause you’re needin’ me
(今あなたはストレスを与えられているでしょうね だって私が必要だから)
Goin’ all out ‘cause you need to freak
(必要なものが全部出て行っちゃって おかしくなりそうかもね)
But this ship is done sailed, I don’t need you, B
(でもこの船はもう出港しちゃったの あなたのこと必要じゃないのよ)
No, you had a good girl yeah baby
(せっかくいい子と付き合ってたのにね)


I was always there for you, oh
(いつもあなたのそばにいた)
I was always on time
(いつも時間どおりに)
And I gave you my all
(あなたに私の全部をあげたわ)
So now you call, I decline
(今電話がかかってきてるけど お断り)
And now I don’t know about you
(今 あなたについて知らないけど)
But I know I’m gonna be fine
(大丈夫だって分かってる)
And I gave you my all
(あなたに私の全部をあげたわ)
So now you call, I decline
(今電話がかかってきてるけど お断り)


I be ringing all day
(一日中 電話をかけてる)
I be ringing you
(電話を君に)
I be ringing you all day
(一日中君にかけてる)






Hold up wait hear me now
(待って 私の話を聞いて)
And Beyoncé said irreplaceable
(ビヨンセが言ってた 他に代わりになる人なんていないって)
I was holding all this begging you this
(これを全部あなたに当てはめてた)
You was a… mother mother what you play me for
(私を単なる母親のようにもてあそんでいたのに)
Now you said stop ‘cause you needed me
(今 あなたは言うのをやめたよね 私を必要なんだと)
Going all out ‘cause you need the freak
(すべて終わったのは あなたがおかしくなる必要があるからよね)
But this ship done sailed I don’t need you, B
(この船はもう出港したし もうあなたのこと必要じゃないの)
You had a good girl yeah baby
(せっかくいい子と付き合ってたのにね)


I was always there for you, oh
(いつもあなたのそばにいた)
I was always on time
(いつも時間どおりに)
And I gave you my all
(あなたに私の全部をあげたわ)
So now you call, I decline
(今電話がかかってきてるけど お断り)
And now I don’t know about you
(今 あなたについて知らないけど)
But I know I’m gonna be fine
(大丈夫だって分かってる)
And I gave you my all
(あなたに私の全部をあげたわ)
So now you call, I decline
(今電話がかかってきてるけど お断り)


Now baby you don’t get to play me
(私をもてあそばないで)
Now baby oh, when you call, I decline
(電話がかかってきても お断り)
Now baby you don’t get to play me
(私をもてあそばないで)
Now baby oh, when you call, I decline
(電話がかかってきても お断り)


Thought it’d be me with a call
(電話は俺だって分かってるだろ)
Just want to say I’m sorry
(ただごめんって言いたいんだ)
Not gonna lie and say that I not been acting funny
(もう嘘つくつもりもないし おかしな振る舞いもしない)
But if I do it again, then you believe me honey
(もしまた元に戻れたら 俺を信じてほしい)
Give me one try, one try
(もう一度チャンスをくれ くれよ)
You never regret
(後悔はさせないから)


Baby, I was always there for you, oh
(いつもあなたのそばにいた)
I was always on time
(いつも時間どおりに)
And I gave you my all
(あなたに私の全部をあげたわ)
So now you call, I decline
(今電話がかかってきてるけど お断り)
And now I don’t know about you
(今 あなたについて知らないけど)
But I know I’m gonna be fine
(大丈夫だって分かってる)
And I gave you my all
(あなたに私の全部をあげたわ)
So now you call, I decline
(今電話がかかってきてるけど お断り)


Now baby you don’t get to play me
(私をもてあそばないで)
Now baby oh, when you call, I decline
(電話がかかってきても お断り)
Now baby you don’t get to play me
(私をもてあそばないで)
Now baby oh, when you call, I decline
(電話がかかってきても お断り)


BRB in a minute
(みんながいる場所にすぐに戻るわ)
You gon’ shh when I talk let me finish
(私が話を終わらせようとすると あなたは話し始めるのね)
Getting all dressed up, I’m a kill it
(ドレスアップして 異性を魅了するつもりよ)
You can move over there
(あなたもどっかに行けば)
I’m a BRB in a minute
(私はすぐに戻るの)
You gon’ shh when I talk let me finish
(私が話を終わらせようとすると あなたは話し始めるのね)
Why you go get gone I’m a get it
(あなたが去れば 私は満足)
You can move over there
(もうどっかに行ってよ)






スピード感と中毒性があってハマってしまう歌。

別れたがっている女性の心情をRAYE(レイ)が、未練が残る男性をMr Eazi(ミスター・イージー)が担い、歌で掛け合いしている感じが面白い楽曲。


翻訳していて思うのは、この女性は電話には出ていないけど、いわゆるSNSでは元彼とやり取りをしている感じがします。
歌詞の終盤で「BRB」という単語が出てきますが、これは「Be Right Back(すぐに戻るよ)」の略なんですね。
でもこれは、歌詞の主人公が友達とクラブやバーみたいな所に遊びに来ていて、みんなが待っている場所に戻るという意味での「BRB」じゃないのかなと。


ただ「You gon’ shh when I talk let me finish」と続いて、「shh」は「喋る」という意味なので、元彼とは話しているんだと思われ、途中で「ブロックするつもり」という歌詞も出てくるので、SNSではつながったままという状況がなんとなく浮かび上がってきます。


「Back a man come unavailable」という歌詞もあって、なんとなく既婚者なのに嘘ついて付き合っていた男性像も思い浮かんだり。


言ってることは結構キツくて(笑)、一応私は「you」を「あなた」で訳したものの、「あんた」でもよさそうな感じですが。


アフリカンビートに乗せたダンサンブルかつスピード感があるサウンドなので、サラッと聴けちゃううえに中毒性が高いのが、この歌のスゴさだと思います。





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