Steve Lacy(スティーブ・レイシー)『Bad Habit(バッド・ハビット)』

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好きな女を口説けない俺は、相変わらず意気地なし。

2022年9月3日号のbillboard The HOT100 第3位(8週チャートイン 最高位第3位)

2022年8月26日分 UK Official Singles Chart Top100 第13位(7週チャートイン 最高位12位)

【追記】2022年10月8日号のbillboard The HOT100 第1位を獲得!

2022年9月6日分 UK Official Singles Chart Top100 第12位までランクアップ!

今回はゆったりとしたローファイなサウンドでチルアウトできる、Steve Lacy(スティーブ・レイシー)の『Bad Habit(バッド・ハビット)』をおすすめします!

Steve Lacy(スティーブ・レイシー)のバイオグラフィーを簡単にご紹介。

スティーブ・レイシーはカリフォルニア州コンプトン生まれの24歳(※2022年9月現在)。

アフリカ系の母とフィリピン人の父を持ち、7歳の時に遊んだビデオゲーム『ギターヒーロー』をきっかけに本物のギターを演奏したいと志します。

2011年にオルタナティブR&Bバンド『The Internet(ジ・インターネット)』に参加し、スティーブはギターとボーカルを担当。

2015年には3rdアルバム『Ego Death』が第58回グラミー賞のベスト・アーバン・コンテンポラリー・アルバムにノミネートされるほど、高い評価を受けます。

今年の7月にメジャーデビューアルバム『Gemini Rights(ジェミニ・ライツ)』をリリース。

この『Bad Habit(バッド・ハビット)』はシングルカットとなり、米英ともにヒットし注目を集めています。




僕の悪い習慣は、舌を噛んでしまうだけじゃない。

楽曲タイトルの「Bad Habit」は「悪い習慣」という意味。

歌詞をすべて和訳してみます。

I wish I knew you wanted me
(君が僕を求めていると知ってたらなぁって)
I wish I knew, I wish I knew you wanted me
(知っていたら 君が僕を求めていると知ってたらなぁって)
I wish I knew, I wish I knew you wanted me
(知っていたら 君が僕を求めていると知ってたらなぁって)

What you, ooh, uh, what you do?
(君は何をしているの?)
Made a move, coulda made a move
(行動できた 何か手段を取れたはずなんだ)
If I knew I’d be with you
(もし僕が君と一緒にいられると分かっていたら)
Is it too late to pursue?
(追いかけるのはもう遅すぎる?)

I bite my tongue, it’s a bad habit
(舌を噛んじゃったよ 悪い習慣)
Kinda mad that I didn’t take a stab at it
(試さなかった自分に腹が立ってる)
Thought you were too good for me, my dear
(君は僕にはもったいないと思った あぁ)
Never gave me time of day, my dear
(僕を気にかけてくれなかったよね)
It’s okay, things happen for
(良いんだ 物事は)
Reasons that I think are sure, yeah
(僕が思うに確かな理由があるんだ)

I wish I knew, I wish I knew you wanted me
(君が僕を求めていると知ってたらなぁって)
I wish I knew (Oh), I wish I knew you wanted me
(知っていたら 君が僕を求めていると知ってたらなぁって)
I wish I knew (Yeah), I wish I knew you wanted me
(知っていたら 君が僕を求めていると知ってたらなぁって)
I wish I knew, I wish I knew you wanted me
(知っていたら 君が僕を求めていると知ってたらなぁって)

Please say to me (Please, just say to me)
(僕に言ってよ[お願い ただ僕に言って])
If you still wanna
(もしまだ君が求めているなら)
I wish you wouldn’t play with me
(君が僕を弄ぶつもりがないなら)
I wanna know
(知りたいよ)




Uh, can I bite your tongue like my bad habit?
(僕の悪い習慣のように君の舌を噛んでも良い?)
Would you mind if I tried to make a pass at it?
(君にアプローチしても良い?)
No, you’re not too good for me, my dear
(いや 君は僕にはもったいない)
Funny you come back to me, my dear
(僕の元へ戻って来たら滑稽だよ)
It’s okay, things happen for
(良いんだ 物事には)
Reasons that I can’t ignore, yeah
(無視できない理由があるんだ)

I wish I knew, I wish I knew you wanted me
(君が僕を求めていると知ってたらなぁって)
I wish I knew (Wish I knew), I wish I knew you wanted me
(知っていたら 君が僕を求めていると知ってたらなぁって)

You can’t surprise a Gemini (I wish I knew)
(双子座を驚かせるなんてできないよ)
I’m everywhere, I’m cross-eyed, and
(僕はどこにでもいるし 斜視だし)
Now that you’re back, I can’t decide
(今君は戻ってきて 僕は決められない)
If I decide if you’re invited
(君を招待するかをもし僕が決めるなら)
You always knew the way to wow me
(君はいつも僕をビックリさせる方法を知ってる)

Fuck around, get tongue-tied, and
(じゃれあって 舌をからませて)
I turn it on, I make it rowdy
(その気になったら ぶっ飛んで)
Then carry on, but I’m not hidin’
(続けるんだ 僕は隠れない)
You grabbin’ me hard ‘cause you know what you found
(僕を見つけて君はギュッと抱きしめる)
It’s biscuits, it’s gravy, babe
(ビスケットとグレイビーソース)

You can’t surprise a Gemini
(双子座を驚かせるなんてできないよ)
But you know it’s biscuits, it’s gravy, babe
(でもビスケットとグレイビーソースを知ってるだろ)
I knew you’d come back around
(君が戻って来るって分かってた)
‘Cause you know it’s biscuits, it’s gravy, babe
(だってビスケットとグレイビーソースだから)
Let’s fuck in the back of the mall, lose control
(モールの裏でしよう 我を忘れて)
Go stupid, go crazy, babe
(馬鹿になって クレージーになって)
I know I’ll be in your heart ‘til the end
(最後まで 君の心の中に僕はいるだろう)
You’ll miss me, don’t beg me, babe
(僕が恋しくなるだろう 懇願しないで)

歌詞を和訳すると、高嶺の花のような相手に上手く気持ちを伝えられず…後悔してしまう内容のようです。

タイトルにもなっている「Bad Habit(悪い習慣)」は舌を噛みがちな自分の他に、いつも勇気を出してアプローチできない男性の習慣も言い表しているのでしょう。

ただこれって両想いかどうかも定かではないのに、僕は最後まで相手の心の中にいると表現するあたり、ネチネチしていてちょっとストーカーチックではありますが。

浮遊感のあるアナログに近いサウンドや、スティーブ自身の柔らかくリラックスした歌声がそうしたしつこさを消しており、なんとも言えない不思議な魅力を醸し出している名曲となっています。


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