Doja Cat(ドージャ・キャット)『Agora Hills(アゴラ・ヒルズ)』

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バレてしまってもいい。結婚したいぐらい好きだから。

2023年12月30日号のbillboard The HOT100 第29位(13週チャートイン 最高位 第14位)

2024年1月12日分 UK Official Singles Chart Top100 第36位(14週チャートイン 最高位 第23位)

【追記】2024年1月6日号のbillboard The HOT100 第10位までランクアップ!

今回は切なさと心地よさが入り混じったサウンド&女性からの愛情をさらけ出したDoja Cat(ドージャ・キャット)の『Agora Hills(アゴラ・ヒルズ)』をおすすめします。

オフィシャルMVは若干グロいので、トップにはサウンドのみのMVを貼っておきます。

Doja Cat(ドージャ・キャット)の簡単なバイオグラフィーは過去記事(Doja Cat ft. SZA『Kiss Me More』)をご覧ください。




あなたを見せびらかせたいの。

楽曲タイトルの「Agora Hills」は、ドージャ・キャット自身が幼少期に過ごした地域名のようですが。

その正式な地域名は「Agoura Hills」であり「u」が入ります。

歌詞をすべて和訳してみると。

Kissin’ and hope they caught us
(キスして パパラッチにバレちゃえば良い)
Whether they like or not
(彼らが好きでも嫌いでも)
I wanna show you off
(あなたを見せびらかしたい)
I wanna show you off
(あなたを見せびらかしたい)
I wanna brag about it
(自慢したい)
I wanna tie the knot
(結婚したい)
I wanna show you off
(あなたを見せびらかしたい)
I wanna show you off
(あなたを見せびらかしたい)

I wanna show you (Off)
(あなたを見せびらかしたいの)
Yeah, yeah
(そうだよ)
I wanna show you off
(あなたを見せびらかしたいの)
I wanna show you off
(あなたを見せびらかしたい)
I wanna show you
(あなたを見せびらかしたい)
Yeah, yeah
(そうだよ)
I wanna show you off
(あなたを見せびらかしたいの)
I wanna show you off
(あなたを見せびらかしたい)
I wanna show you
(あなたを見せびらかし・・・)

Hold my hand
(私の手を握って)
You can hit while they watch, boy
(彼らが見ている間にしてくれてもいいよ)

So, 9:30? I’ll see you there
(9時30分ね そこで会おう)
No, you hang up, you hang up
(ちょっとあなたから切って あなたから切ってよ)




Somethin’ different about you
(あなたは何かが違う)
Love it when he hit and smack too
(彼が打ったり叩いてくれる時も大好き)
Baby, let me lick on your tattoos
(あなたのタトゥーを舐めさせて)
That’s true that I like PDA, take it to a seedy place
(イチャイチャするのが好きなのは本当だよ 怪しい場所へ連れて行って)
※PDA=Public Display of Affectionの略。人前でイチャイチャするという意味。
Suck a little dick in the bathroom
(トイレでちょっとアレを咥えるの)
“Who that man with the big strong hands
(大きくて強い両手を持つあの男は誰?)
On her ass in the club with the paps?” Baby, that’s you
(クラブで彼女のお尻を触っている あなただよ)
Front-seat chillin’ with the window down
(助手席で窓を開けて涼みながら)
I be ten toеs down on the dash, gettin’ fast food
(ダッシュボードに両足を投げ出して ファストフードを買いに行こう)
Hope you can handlе the heat, put your name in the streets
(熱に耐えられると良いな あなたの名前を街中で知らせて)
Get used to my fans lookin’ at you
(私のファンもあなたを見るのに慣れて)
Fuck what they heard, I don’t fuck with them birds
(彼らが聞くことなんて気にしない 別に奴らとはしないし)
I’m a mean kitty, don’t get stabbed with the rat tooth
(私は意地悪なキティちゃん ねずみの歯で中傷しないでね)
Boys be mad that I don’t fuck incels
(インセルと寝ないことに男たちは怒るだろうね)
※incel=経済的理由などで結婚をあきらめた不本意な独身または禁欲者
Girls hate too, gun to their pigtail
(女の子たちも お下げ髪に銃を)
I love you, I wanna big chill
(あなたを愛してる たくさんリラックスしたいの)
Boy, don’t trip, I’ll split a big bill
(ねぇ 遠出しないで 高額な請求書は割り勘にするよ)
Take you ‘round the world, they don’t have to understand
(あなたを世界のあちこちに連れて行って 理解されなくていい)
Rub it in their face, put a rock on her hand
(嫌というほど見せつけて 彼女の手にダイヤの指輪をはめるの)

Baby, can you call me back? I miss you
(また電話くれる?会いたいよ)
It’s so lonely in my mansion
(豪邸はとても寂しいの)




Kissin’ and hope they caught us
(キスして パパラッチにバレちゃえば良い)
Whether they like or not
(彼らが好きでも嫌いでも)
I wanna show you off
(あなたを見せびらかしたい)
I wanna show you off
(あなたを見せびらかしたい)
I wanna brag about it
(自慢したい)
I wanna tie the knot
(結婚したい)
I wanna show you off
(あなたを見せびらかしたい)
I wanna show you off
(あなたを見せびらかしたい)

I wanna show you(Off)
(あなたを見せびらかしたいの)
Yeah, yeah
(そうだよ)
I wanna show you off
(あなたを見せびらかしたいの)
I wanna show you off
(あなたを見せびらかしたい)
I wanna show you
(あなたを見せびらかしたい)
Yeah, yeah
(そうだよ)
I wanna show you off
(あなたを見せびらかしたいの)
I wanna show you off
(あなたを見せびらかしたい)
I wanna show you
(あなたを見せびらかし・・・)

Hold my hand
(私の手を握って)
You can hit while they watch, boy
(彼らが見ている間にしてくれてもいいよ)

Ah, sorry, I was takin’ a sip of my root beer
(ごめん ルートビアを一口飲んでたの)
※root beer=アルコールを含まない炭酸飲料




‘Cause love is pain, but I need this shit
(愛は痛みだけど これが必要)
We fuck too good when the bean kicks in
(私たち 気持ちよくなってきた時は良すぎる相性だし)
Like Fortnite, I’ma need your skin
(フォートナイトのように あなたのスキンが必要なの)
Don’t give a fuck where the penis been
(アレがどこにあったかなんてどうでもいい)
Boy, you’re the one, you’re the only man
(ねぇ あなたしかいないよ あなたは唯一無二の男だよ)
Me and you on my OnlyFans
(オンリーファン上の私とあなた)
※OnlyFans=ロンドン拠点のコンテンツを共有できるプラットフォーム
Holy cow, you’re the Holy Trin’
(なんてこと 三位一体ね)
Hold me down when a hole need dick
(穴が欲しい時は 私を押さえつけて)
Be my security, it’s your therapy
(私を護衛すれば あなたのセラピーになる)
With you, I ain’t holding shit back
(あなたと一緒なら 隠し事もない)
When I need my space, you give that
(私のスペースが必要な時 あなたはくれる)
When he broke my heart, you fixed that
(私のハートが壊れても あなたは直してくれる)
With a long walk on the beach
(ビーチで長い散歩をしながら)
Love it when they honk-honk on the street
(通りでクラクションが鳴るのが好き)
When they see us zoom by in the Jeep
(JeepからZoomで私達を追っている時に)
We a whole damn joint, we a energy
(私達はひとつの結合体でエナジー)
Baby, we could just ride on our enemies
(敵を踏みつぶしてゆけるはず)
They all wanna know how you get to me
(奴らはあなたが私をどう手に入れたか知りたがってる)
Let ‘em feel how they feel and be Philistines
(感じるように感じさせて ペリシテ人になってもらおう)
‘Cause this type of love’s the epitome, said
(この愛のタイプはプロトタイプだって言ってたじゃない)

Baby, you’re literally capping to me right now
(あなたは今ガチで嘘をついてるよね)
Like why are you capping me?
(なんで嘘をつくの?)
You just cap so hard, it’s— I don’t know what to do
(あなたはただ必死に嘘をつくけど どうすれば良いか分からないよ)




Kissin’ and hope they caught us
(キスして パパラッチにバレちゃえば良い)
Whether they like or not
(彼らが好きでも嫌いでも)
I wanna show you off
(あなたを見せびらかしたい)
I wanna show you off
(あなたを見せびらかしたい)
I wanna brag about it
(自慢したい)
I wanna tie the knot
(結婚したい)
I wanna show you off
(あなたを見せびらかしたい)
I wanna show you off
(あなたを見せびらかしたい)




I wanna show you (Off)
(あなたを見せびらかしたいの)
Yeah, yeah
(そうだよ)
I wanna show you off
(あなたを見せびらかしたいの)
I wanna show you off
(あなたを見せびらかしたい)
I wanna show you
(あなたを見せびらかしたい)
Yeah, yeah
(そうだよ)
I wanna show you off
(あなたを見せびらかしたいの)
I wanna show you off
(あなたを見せびらかしたい)
I wanna show you
(あなたを見せびらかし・・・)

Hold my hand
(私の手を握って)
You can hit while they watch, boy
(彼らが見ている間にしてくれてもいいよ)




芸人系YouTuberとの格差恋愛?!

歌詞を和訳してみると、情熱的に正直に彼を愛している様子が伝わってきますが。

MVをよく見てみると、その愛の中でドージャの決意と同時に苦悩もうかがえます。

例えばカラフルな天使のようなコスチュームを着ているかと思えば、後半にはスキンヘッドに近いヘアスタイル&ジャージ姿で出てきたり。

序盤ではドージャ自身が地面から浮いているものの、途中からドージャ以外の女性たちが地面から浮いていたり。

光と闇といった対立する二面性や二元性のようなものを感じてしまいます。

最初は赤いピンヒールを履きながらシャワーを浴び、若干それが流れてゆく血液のようにも見えますが。

(オズの魔法使いで試練を与えられたドロシーのルビーの靴を象徴しているという説あり。)

最後は一人で自転車に乗って帰るシーンがあり、ここでやっと二面性が一人の人間としてまとめられ、本当の自分で生きてゆく決意が表れているように感じます。




ドージャはどうやら芸人系YouTuberジェフリー・サイラスと真剣交際をしているものの、以前ファンと引き起こした論争による葛藤もあり。

色々なしがらみはあるけれど、ただ一人の女性として幸せになりたいといった心情がこの歌詞に反映しているのかもしれません。

でも一番闇深いのは「ルートビアを一口飲んでたの」と歌い終わった後のヒーヒッヒッといった笑い方かもしれません(爆)。




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