Rema(レマ), Selena Gomez(セレーナ・ゴメス)『Calm Down(コーム・ダウン)』

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落ち着きたいけど、君に出会ってしまったから落ち着かない。

2023年3月4日号のbillboard The HOT100 第19位(25週チャートイン 最高位 第19位)

2023年2月24日分 UK Official Singles Chart Top100 第5位(26週チャートイン 最高位 第5位)

【追記】2023年7月1日号のbillboard The HOT100 第3位までランクアップ!

今回はラテン音楽の軽快&メロウなリズムに乗せたサウンドや、男女デュオによる歌声が心地よいRema(レマ), Selena Gomez(セレーナ・ゴメス)の『Calm Down(コーム・ダウン)』をおすすめします。

二人のバイオグラフィーを簡単にご紹介。

Rema(レマ)はアフリカ・ナイジェリア出身の22歳(2023年3月現在)。

早くに父と兄を亡くし、母の面倒を見なくてはならない環境に置かれ、大変な子供時代を過ごしたようです。

2018年、インスタにD’Prince の楽曲『Gucci Gang』でフリースタイルを披露した動画がD’Prince本人の目に留まり、翌年ナイジェリアのレコード会社・マヴィンレコードと契約を結びます。

そして2019年にリリースしたデビューEPアルバム『Rema』がアフリカのappleミュージックチャートで第一位を獲得。

現在彼が作り出すサウンドはアフロビートのサブジャンル「アフロレイヴ」と呼ばれ、中東やインド圏でも大人気。

2022年には10億回のストリームも達成しています。

セレーナ・ゴメスはアメリカ合衆国・テキサス州生まれの30歳(2023年3月現在)。

『ウェイバリー通りのウィザードたち』をはじめとしたディズニーチャンネルで子役で活躍し、長いキャリアを築いている一人。

2013年にリリースしたスタジオ・アルバム『Stars Dance(スターズ・ダンス)』が全米アルバムチャートで初めて第1位を獲得。

2015年にはASAP Rockyとコラボした『Good for You』、2017年にはKygoとの楽曲『It Ain’t Me』、2018年にMarshmello(マシュメロ)との『Wolves(ウルヴス)』

と、立て続けに世界中で大ヒットを飛ばし。

歌手や女優業のみならず、魅力的な容姿でスポーツウェアブランド adidas NEOやPUMA、ラグジュアリーブランド『COACH』のモデルなども務めています。




俺の前ではリラックスして大丈夫なんだよ。

楽曲タイトルの「Calm Down」には「(気分や事態などが)落ち着く、静まる」といった意味があります。

歌詞をすべて和訳してみると。

Vibez
(波動)
Oh, no
(まさか)
Another banger
(めちゃくちゃカッコイイ歌)
※アフロビート界では「Another banger」=「別に弾ける」=「俺の方が他よりカッコイイ曲」というニュアンスになるそう。

Baby, calm down, calm down
(さぁ リラックスしよう 落ち着こう)
Girl, this your body e put in my heart for lockdown, for lockdown, oh, lockdown
(君の体が俺のハートを封鎖しているよ)
Girl, you sweet like Fanta, ooh, Fanta, ooh
(君の甘さはファンタみたい ファンタみたい)
If I tell you say, “I love you”, you no dey form yanga-oh, oh, yanga-oh
(もし俺が君に「愛してる」と伝えても 君は決して俺を自惚れさせはしないよ)
※dey=Nigerian Englishで「is」や「are」または「to be」といった意味もあるよう。
 yangaには「pride(プライド)」「wish(望み)」など色々な意味が。
 ここでは前の歌詞「Fanta」と韻も踏んでいる。
 参考元:Song Meanings+Facts
No, tell me no, no, no, no, woah, woah, woah, woah
(決して俺に別れを告げないで)
Oh-oh-oh-oh-oh-oh-oh-oh-oh-oh-oh
(お願いだから)
Baby, come gimme your lo-lo-lo-lo-lo-lo-lo-lo-love
(ここに来て 君の愛をくれ)
You got me like woah-woah-woah-woah-woah-woah-woah-woah-woah
(君に夢中なんだ)
Shawty, come gimme your lo-lo-lo-lo-lo-lo-lo-lo-love, hmm
(可愛い人よ ここに来て 君の愛をくれ)

I see this fine girl, for my party, she wear yellow
(こんな素敵な女の子に会う 俺のパーティーのために 彼女は黄色いドレスを着て)
 ※シングルジャケットを見ると黄色いドレスを着ている
Every other girl they dey do too much, but this girl mellow
(他の女の子たちは過剰だけど この子は自然体なんだ)
Naim, I dey find situation, I go use take tell am “Hello”
(「ハロー」と話しかけるタイミングを見つけた)
Finally, I find way to talk to the girl, but she no wan’ follow
(ついにこの子に話しかけたけど 彼女はつれない素振り)
Who you come dey form for? Woah
(誰が君をここに連れてきたの?)
Why you no wan’ conform?
(なぜ君は誰にも溶け込もうとしないの?)
※wan’=want
 参考元:Nigerian Pidgin – 20 useful words and phrases
Then I start to feel her bum-bum, woah
(すると彼女の振動を感じ始める)
But she dey gimme small, small, woah
(でも彼女は小さな反応しかくれない)
I know say shе sabi pass that one, one
(分かってる 彼女にとって俺は通り過ぎてしまうぐらいの存在だって)
※sabi=「to know something or someone(何かや誰かを知ること)」
 参考元:naijalingo
But she feeling insеcure, woah
(でも彼女は不安を感じてる)
‘Cause her friends go dey gum her like chewing gum, woah (Mhmm)
(彼女の友達はチューインガムのように彼女を扱っているから)
Go dey gum her like chewing gum, oh-woah
(チューインガムのように)




[Selena Gomez]
Yeah, I know I look shy but for you I get down, oh, woah
(そうね 降参してしまったあなたに 私はシャイに見えるのね)
And my hips make you cry when I’m moving around you
(あなたの周りを動く時 私のお尻はあなたを泣かせてる)
Do it once, do it twice
(一回目 二回目)
I push back, you hold me tight
(私が押し返すと あなたは私を強く抱きしめる)
Get a taste for a night
(一夜を味わおう)




Baby, show me you can calm down, calm down
(リラックスできるあなたを見せて)
Dance with me and take the lead now, lead now
(私と踊って リードして)
Got you so high that you can’t come down, come down
(あなたを落ち着かせられないぐらいハイにする)
Don’t you ask, you know you’re allowed, allowed
(何も聞かないわ 許されてるの分かっているでしょ? 許されてるって)
When it’s you, I can’t say no-oh-oh-oh-oh-oh-oh-oh-oh-oh-oh
(あなただと断れない)
Baby, give me lo-lo-lo-lo-lo-lo-lo-lo-love
(私に愛をちょうだい)
You got me like woah-woah-woah-woah-woah-woah-woah-woah-woah
(あなたに夢中なの)
Shawty, come gimme your lo-lo-lo-lo-lo-lo-lo-lo-love, mm-hmm
(素敵な人 ここに来て あなたの愛をちょうだい)

As I reach my house, I say make a rest small, oh-woah
(俺の家に着いた時 俺はちょっと休もうと言った)
As me I wake up na she dey my mind, oh-woah
(目を覚ますと 彼女は俺の心にすでにいた)
※「na」=「Be, To Be, It Is」
Day one, day two-wo, I no fit foc-o-us
(一日目 二日目 何も集中できない)
Na so me I call AM, say “Make we link up”, oh-woah
(午前中に電話して 「俺たち会おう」と言う)
Got my hand on your heart, now, I can feel it race
(あなたの心臓に私の手を置くと鼓動を感じられる)
If I leave then you say you can never love again
(もし私があなたの元を去るなら あなたは二度と誰も愛せないと言う)
Wanna give you it all but can’t promise that I’ll stay
(あなたにすべてを捧げたいけど ずっとここにいると約束できない)
And that’s the risk you take
(それはあなたが取るリスクね)




Baby, calm down, calm down
(さぁ リラックスしよう 落ち着こう)
Girl, this your body e put in my heart for lockdown, for lockdown, oh, lockdown
(君の体が俺のハートを封鎖しているよ)
Girl, you sweet like Fanta, ooh, Fanta, ooh
(君の甘さはファンタみたい ファンタみたい)
If I tell you say, “I love you”, you no dey form yanga, oh, oh, yanga, oh
(もし俺が君に「愛してる」と伝えても 君は決して俺を自惚れさせはしないよ)
No tell me no, no, no, no, woah, woah, woah, woah
(決して俺に別れを告げないで)
Oh-oh-oh-oh-oh-oh-oh-oh-oh-oh-oh
(お願いだから)
Baby, come gimme your lo-lo-lo-lo-lo-lo-lo-lo-love
(ここに来て 君の愛をくれ)
You got me like woah-woah-woah-woah-woah-woah-woah-woah-woah
(君に夢中なんだ)
Shawty, come gimme your lo-lo-lo-lo-lo-lo-lo-lo-love, hmm
(可愛い人よ ここに来て 君の愛をくれ)

Your love
(あなたの愛)




歌詞の内容は、パーティーで出会った女性におそらく一目惚れした男性が、何とかアプローチし。

彼女の愛を手に入れた様子を描いているようです。

セレーナ・ゴメスが歌う女性としての心情は、素敵な男性だと思っていたからこそ恥ずかしくて。

出会った直後はあまり愛情表現を出せなかったけど、結局は彼の健気な気持ちに応えたといった感じでしょうか。

Rema(レマ)がナイジェリア出身なので、歌詞もコサ語といって南アフリカで使われている英語で書かれており。

数少ない文献を探しながら和訳しつつ、解釈に迷う部分もありましたので、間違っている箇所があるかもしれませんがご容赦ください。

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