Ryan Hurd(ライアン・ハード)、Maren Morris(マレン・モリス)『Chasing After You(チェイシング・アフター・ユー)』

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君を追いかけるのが好きだから、なかなか終われない。

2021年11月27日号のbillboard The HOT100 第35位(29週チャートイン 最高位第23位)

今回は男女二人…というより夫婦二人の落ち着いたハーモニーが美しく、思わず聴き入ってしまうしっとりとした一曲、Ryan Hurd(ライアン・ハード)、Maren Morris(マレン・モリス)の『Chasing After You(チェイシング・アフター・ユー)』をおすすめします。

マレン・モリスのバイオグラフィーは『The Bones(ザ・ボーンズ)』をおすすめした過去記事をご参照ください。

ライアン・ハードはイリノイ州シカゴで生まれた現在35歳(2021年11月現在)。

カントリー歌手を目指して聖地テネシー州のナッシュビルに移住。

最初はシンガーとしてよりソングライターとして才能を発揮し、2015年にBlake Shelton(ブレイク・シェルトン)とAshley Monroe(アシュリー・モンロー)に楽曲提供した『Lonely Tonight』がカントリーラジオチャートで第1位を獲得。

Tim McGraw(ティム・マッグロウ)に提供した『Last Turn Home』を制作している時に今回コラボしている奥様マレンと出会い、2018年に結婚しました。

今年リリースした初のスタジオアルバム『Pelago』がヒット。

2020年3月には第一子を授かり、公私ともに幸せそうな二人です。




もう忘れられたと思っていたのに、また戻ってくるんだね。

「Chasing After You」とは「あなたの後を追いかける」「あなたを追い求める」といった意味があります。

歌詞を和訳してみます。

You come over when your wine’s all gone
(君はワインを飲み終わって 僕に会いに来る)
Always catch me when I’m not that strong
(僕がそんなに強くない時 君はいつも僕を捕らえて)
Then you wind up staying all night long
(一晩中起きている羽目になる)
Ain’t nothin’ new
(目新しいことじゃない)
Then I wake up with you on my chest
(君の胸で一緒に目覚めるんだ)
You got a way of making me forget
(君は僕を忘れる方法を知ってしまった)
Girl, with you the answer’s always yes
(「イエス」の答えはいつも君とともにある)
Every time you call
(君が電話してくる度に)

But I know, yeah I know it’s a matter of time
(でも知ってる 時間の問題だと)
‘Till you walk, ‘till you walk back out of my life
(君が去っていくまで 君が僕の人生から去っていくまでだと)
Leave me standing here lonely feeling like a fool
(ここで僕は寂しく立ちつくしたまま置いて行かれて 馬鹿みたいに感じる)
Every time, every time you say we’re done
(毎回 君は「私達はもう終わり」という度に)
You come back to the love you werе running from
(君は逃げ去っていた愛から戻って来る)
Don’t know why, don’t know why I let you but I do
(理由は分からない 僕が君になぜそうさせてしまうのか分からない でもそうなんだ)
Guess I love chasing aftеr you
(きっと君を追いかけるのが好きなんだ)




Listen
(聞いて)
Wish I could quit you but it feels too good
(あなたを諦められたらと思うわ でも素敵すぎるの)
If I could turn it off, you know I would
(もし興味を失うことができるならそうするわ)
But somethin’ ‘bout you makes me think we could
(でも二人ができることについて考えさせてしまう何かがあるの)
Make it after all
(結局ね)

But I know, yeah I know it’s a matter of time
(でも知ってる 時間の問題だと)
‘Till you walk, ‘till you walk back out of my life
(あなたが去っていくまで あなたが私の人生から去っていくまでだと)
Leave me standing here lonely feeling like a fool
(ここで私は寂しく立ちつくしたまま置いて行かれて 馬鹿みたいに感じる)
Every time, every time you say we’re done
(毎回 あなたは「僕達はもう終わり」という度に)
You come back to the love you were running from
(あなたは逃げ去っていた愛から戻って来る)
Don’t know why, don’t know why I let you but I do
(理由は分からない 私があなたになぜそうさせてしまうのか分からない でもそうなの)
Guess I love chasing after you
(きっとあなたを追いかけるのが好きなのね)

You come over when your wine’s all gone
(君はワインを飲み終わって 僕に会いに来る)
Always catch me when I’m not that strong
(僕がそんなに強くない時 君はいつも僕を捕らえて)
Then you wind up staying all night long
(君の胸で一緒に目覚めるんだ)
Ain’t nothin’ new
(目新しいことじゃない)

But I know, yeah I know it’s a matter of time
(でも知ってる 時間の問題だと)
‘Till you walk, ‘till you walk back out of my life
(君が去っていくまで 君が僕の人生から去っていくまでだと)
Leave me standing here lonely feeling like a fool
(ここで僕は寂しく立ちつくしたまま置いて行かれて 馬鹿みたいに感じる)
Yeah, every time, every time you say we’re done
(そう 毎回 君は「私達はもう終わり」という度に)
You come back to the love you were running from
(君は逃げ去っていた愛から戻って来る)
Don’t know why, don’t know why I let you but I do
(理由は分からない 僕が君になぜそうさせてしまうのか分からない でもそうなんだ)
Guess I love chasing after you
(君[あなた]を追いかけるのが好きなんだろう)
I love chasing after you
(君[あなた]を追いかけるのが好きなんだ[好きなのね])

夫婦で歌っているので、てっきり幸せなラブソングだと思いきや、終わりを見据えた切ない内容の歌詞ですね。

歌詞も男性と女性それぞれの気持ちで和訳することを心がけてみました。




長年二人であたためてきた歌をついにリリース!おノロけエピソードも紹介。

この『Chasing After You』について、ライアン&マレンのインタビューではこんな内容を語っています。

ライアン:ついにマレンと一緒に制作し、歌うことができて素晴らしいよ。お互いのレコードでね。マレンと向かい合って歌うのもとても楽しいし。この歌を自分たちが書いたわけではないけど、「どんなに愛しているか」を歌ったものなんだ。

マレン:私達はこの歌をまだデモの頃から、かれこれ5、6年ぐらい愛してきて。(制作を)止めることはなかったの。私たちの友達が書いてくれて。この歌詞の中の二人はお互いに傷ついていると思うけど。誰かと一緒にいるのが2秒だろうと20年だろうと、相手を切望することもあると思う。私は(ライアンと)ツアーでお互いに離れ離れの時は、こんな感情に似た要素を抱くこともあるわ。だからこの歌はいつも私にフィットしているの。

ライアン:僕はいつも君の後を追いかけてるよ。

マレン:そうなの。嬉しいわ。いつもなのね。

別れの予感を表現した歌ながら、こんなエピソードを聞くと安心して聴けますね。

この歌も収録されたアルバム『Pelago』もリラックスしたい時間やドライブ時にピッタリな良曲ばかりでおすすめです!


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