どこまでも情熱的でドラマチックな歌。
2018年3月16日分 UK Official Singles Chart Top100 第16位(10週チャートイン 最高位第8位)
【追悼】
ワン・ダイレクションでも大活躍し、ソロシンガーとしても愛されていたリアム・ペインが先日2024年10月16日、天国へと旅立ちました。
私もとても好きな歌手の一人であったため、今とても胸が痛いです。
そして訃報が届いた時、『For You』を共に歌い、良き友人と公言していたRita Oraは日本でツアー中でした。
涙でリタが『For You』を歌えなくなる姿をSNSで見て、涙が出ました。
リアム、お疲れさま。
あなたがどこかで安心して暮らせていますように。
今回はLiam Payne(リアム・ペイン)とRita Ora(リタ・オラ)の歌声が素晴らしく、ドラマチックな『For You(フォー・ユー)』をおすすめします!
この歌は、ダコタ・ジョンソン、ジェイミー・ドーナンが主演を務めるFifty shadesシリーズの最終作となる映画『Fifty Shades Freed(フィフティ・シェイズ・フリード)』の主題歌。
個人的にこの映画を見たことはないのですが、エリー・ゴールディングの『Love Me like You Do』、ザ・ウィークエンドの『Earn It』の大ヒットは、まだ記憶に新しいです。
そして、今回はリアム・ペイン&リタ・オラとこれまた豪華なシンガーが素敵なコラボを見せてくれました。
あなたを見つけるまで、愛なんて探していなかった。
『For You』の歌詞をすべて和訳してみます。
In your eyes, I’m alive
(あなたの瞳の中で 私は生きてる)
Inside you’re beautiful something so unusual
(あなたの瞳の中にある何かありきたりではない美しさの中で)
in your eyes I know I’m home (yeah)
(あなたの瞳の中で私は寛いでる)
Every tear, every fear
(すべての涙 恐怖を)
Gone with the thought of you changing what I thought I knew
(私が分かってると思い込んでいたものをあなたが変えて拭い去ってくれる)
I’ll be yours for a thousand lives
(何千回生まれ変わっても私はあなたのものよ)
I’m free as a bird when I’m flying in your cage
(あなたという名の鳥籠で飛んでいる時 私は自由な鳥)
I’m diving in deep and I’m riding with no brakes
(深く潜ったり ブレーキなしで運転するみたいに)
And I’m bleeding in love, you’re swimming in my veins
(そして私は愛という血を流し あなたは血管の中で泳ぐの)
You’ve got me now
(今私はあなたのものよ)
Been waiting for a lifetime for ya
(あなたのための人生をずっと待ってた)
Been breaking for a lifetime for ya
(あなたのために人生をずっと壊し続けてた)
Wasn’t lookin’ for love till I found you
(あなたを見つけるまで 愛なんて探してなかったの)
For love, ‘til I found you
(愛なんて あなたを見つけるまでは)
Skin to skin
(肌から肌へ)
Breathe me in
(僕のすべてを知って)
Feel with your kiss on me
(君のキスに共鳴する)
Lips are made of ecstasy
(唇はエクスタシーで作られているんだね)
I’ll be yours for a thousand lives
(僕は何千回生まれ変わっても君のもの)
I’m free as a bird when I’m flying in your cage
(あなたという名の鳥籠で飛んでいる時 私は自由な鳥)
I’m diving in deep and I’m riding with no brakes
(深く潜ったり ブレーキなしで運転するみたいに)
And I’m bleeding in love, you’re swimming in my veins
(そして私は愛という血を流し あなたは血管の中で泳ぐの)
You’ve got me now
(今私はあなたのものよ)
Been waiting for a lifetime for ya
(あなたのための人生をずっと待ってた)
Been breaking for a lifetime for ya
(あなたのために人生をずっと壊し続けてた)
Wasn’t lookin’ for love ‘til I found you
(あなたを見つけるまで 愛なんて探してなかった)
For love, ‘til I found you
(愛なんて あなたを見つけるまでは)
映画の作風も考慮されていると思いますが、とても情熱的な歌詞ですよね。
そして、そんな情熱的な歌詞の内容に合わせるかのように、MVでもリタ・オラは真っ赤な美しいドレスを身にまとって格式ある庭園で舞い踊っています。
ただ、個人的に気になってしまうのは、急に二人が宙に浮くこと。
リアムはまるで宇宙遊泳をしているかのよう。
これも歌詞の中に出てくる「自由な鳥」を表現しているのでしょうか。
なぜなら、リタの周りでは羽根が舞っているから。
それから、リアムもリタもタトゥーがすごいですよね。
ま、欧米のセレブは結構入れている人多いし、珍しくはないんですけど。
タトゥー入れる人って結構自責の念が強いから、繊細で優しい人が多いみたいです。
確かに、私いつもリアムを見ると思うんですけど、瞳がすごくキレイですよね。
ソングライティングには、昨今のヒットチャートをにぎわせている3人が参加。
歌詞に負けず劣らずメロディラインやサウンドもとてもドラマチックで、この歌を聴いている時は非日常間を味わえる部分があるのですが。
ソングライティング陣もとっても豪華で、ヒットチャートをにぎわせている3人が参加しています。
まずイラン系スウェーデン人の人気プロデューサー、Ali Payami。
Ali Payamiといえば、The Weekndの『Starboy』やアリアナ・グランデの『Dangerous Woman』、最近だとテイラー・スウィフトの『Reputation』を手掛けています。
そして、Ali Tamposiは、Avicii(アヴィーチー)がリタ・オラとコラボした『Lonely Together』や、カミラ・カベロの『Havana』を手掛けた作曲家。
Andrew Wattは、前出のAli Tamposiとの共作が多く、『Havana』のほか、Selena Gomez and Marshmelloの『wolves』も代表的な作品。
こうして確認してみると、私がいつも愛聴している歌を制作した人々が、この『For You』も手掛けていたのですね。
耳って正直なのねと、今さらながら感心してしまいました。