Avicii ft. Rita Ora(アヴィーチー、フーチャリング・リタ・オラ)『Lonely Together(ロンリー・トゥゲザー)』

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あなたと寝た自分を明日大嫌いになるかもしれないけど。それでも今夜は。

2017年11月17日分 UK Official Singles Chart Top100 第11位(14週チャートイン 最高位 第4位)

今回は、サビのコーラスと少し懐かしい感じがするサウンドが心地よい一曲、Avicii ft. Rita Ora(アヴィーチー、フーチャリング・リタ・オラ)の『Lonely Together(ロンリー・トゥゲザー)』をおすすめします。

二人のバイオグラフィーを簡単にご紹介。

アヴィーチーは、スウェーデン出身の音楽プロデューサー。

2016年までは世界中を飛び回る屈指の人気DJとしても活動していましたが、過酷なツアーが健康を蝕み、心身の崩壊を避けるためにライブ活動を引退し音楽制作に集中する旨を発表。

【追記】2018年4月20日、友人訪問で滞在していたオマーンで死去と発表され、あまりにも早すぎる死に世界中が悲しみに包まれました。

リタ・オラはユーゴスラビアで生まれ、すぐにイギリスのロンドンに移住し育った26歳(2017年11月18日現在。)

演劇学校や短大にも通いつつ、人気オーディション番組「ユーロヴィジョン」にも二度出場。

2011年に動画の投稿でその才能に注目が集まり、『Hot Right Now(ホット・ライト・ナウ)』がなんとUKシングルチャートの第1位に。

数年前、彼女がモデルとして活動しているのを時折雑誌で見かけていたのですが。

今年リリースした『Your Song』をたまたまラジオで聴いて、いつのまにこんなに立派なボーカリストになったの?!と驚いたのを覚えています。




手が届くゆえに葛藤してしまう。

『Lonely Together(ロンリー・トゥゲザー)』とは、「一緒に孤独になろう」という意味。

では、この歌ではどういう意味で「一緒に孤独になろう」と歌われているのでしょうか。

歌詞をすべて和訳してみます。

It’s you and your world and I’m caught in the middle
(あなたとあなたの世界で 私は板挟みになって)
I caught the edge of a knife and it hurts just a little
(ナイフの刃先をつかんで ただ少し傷ついている)
And I know, and I know, and I know, and I know that I can’t be your friend
(分かってる 分かってる あなたの友達にはなれないこと)
It’s my head or my heart, and I’m caught in the middle
(頭か心かで 私は板挟みになってる)

My hands are tied, but not tied enough
(私には成す術もないけれど 両手をほどく余裕はあって)
You’re the high that I can’t give up
(あなたはあきらめられないくらいの高みにいる)
Oh lord, here we go
(ああ神様 私たち始めるわ)

I might hate myself tomorrow
(明日になれば自分を大嫌いになっているかもしれない)
But I’m on my way tonight
(でも今夜は私のやりたいようにするわ)
At the bottom of a bottle
(ボトルの底で)
You’re the poison in the wine
(あなたはワインの中に沈む毒)
And I know
(あなたはワインの中に沈む毒)
I can’t change you and I
(あなたのことも私自身も変えられないこと)
I won’t change
(変えるつもりもないの)
I might hate myself tomorrow
(明日になれば自分を大嫌いになっているかもしれない)
But I’m on my way tonight
(でも今夜は私のやりたいようにするわ)
Let’s be lonely together
(一緒に孤独になろう)
A little less lonely together
(一緒ならほんの少し寂しくなくなるから)




Eyes wide shut and it feels like the first time
(目を見開いたままで 初めてのように感じる)
Before the rush to my blood was too much and we flatlined
(私の血液が早く流れすぎて 心電図が水平になる前に)
And I know, and I know, and I know, and I know just how this ends
(分かってる 分かってる これで終わりを迎えること)
Now I’m all messed up and it feels like the first time
(今私はとてもめちゃくちゃで 初めてのように感じる)

I might hate myself tomorrow
(明日になれば自分を大嫌いになっているかもしれない)
But I’m on my way tonight
(明日になれば自分を大嫌いになっているかもしれない)
At the bottom of a bottle
(ボトルの底で)
You’re the poison in the wine
(あなたはワインの中に沈む毒)
And I know
(あなたはワインの中に沈む毒)
I can’t change you, and I
(あなたを変えられないし)
I won’t change
(変えるつもりもないの)
I might hate myself tomorrow
(明日になれば自分を大嫌いになっているかもしれない)
But I’m on my way tonight
(明日になれば自分を大嫌いになっているかもしれない)

Let’s be lonely together
(一緒に孤独になろう)
A little less lonely together
(一緒ならほんの少し寂しくなくなるから)
Let’s be lonely together
(一緒に孤独になろう)
A little less lonely together
(一緒ならほんの少し寂しくなくなるから)




My hands are tied, but not tied enough
(私には成す術もないけれど 両手をほどく余裕はあって)
You’re the high that I can’t give up
(あなたはあきらめられないくらいの高みにいる)
Oh lord, here we go
(ああ神様 私たち始めるわ)

I might hate myself tomorrow
(明日になれば自分を大嫌いになっているかもしれない)
But I’m on my way tonight
(明日になれば自分を大嫌いになっているかもしれない)
At the bottom of a bottle
(ボトルの底で)
You’re the poison in the wine
(あなたはワインの中に沈む毒)
And I know
(あなたはワインの中に沈む毒)
I can’t change you, and I
(あなたを変えられないし)
I won’t change
(変えるつもりもないの)
I might hate myself tomorrow
(明日になれば自分を大嫌いになっているかもしれない)
But I’m on my way tonight
(明日になれば自分を大嫌いになっているかもしれない)

Let’s be lonely together
(一緒に孤独になろう)
A little less lonely together
(一緒ならほんの少し寂しくなくなるから)
Let’s be lonely together
(一緒に孤独になろう)
A little less lonely together
(一緒ならほんの少し寂しくなくなるから)
A little less lonely now
(一緒に孤独になろう)
A little less lonely now
(一緒に孤独になろう)
A little less lonely now
(一緒に孤独になろう)

どうやら歌詞の主人公は想いを寄せている相手がいるものの、友達にもなれない、かといってステディな関係にもなれない、もどかしい状態である感じがうかがえます。

あきらめきれないほどの距離感にいる相手と深い関係になる様子を表現していて。

しかも一線を越えてはいけない、今は良くても、明日になって正気になれば後悔して自分を責めてしまうかもしれない。

それでも彼とひとつになる選択を決意する、そんな女心を歌った歌だと言えます。




『New Rules』と比較して見えてくる複雑な表裏一体の女心。

面白いことに、同じ時期に大ヒットしていたDua Lipa(デュア・リパ)の『New Rules(ニュー・ルールズ)』は、「どんなに誘惑されても絶対寝ちゃダメ!!!」っていう歌で、ナンバーワンになるほど大ヒットしていたのですが。

歌詞の世界観としては、真逆のこの曲の方がイギリスでは気付いたらロングヒットしていて。

上位を右往左往していたりします。

その要因として「好きな人とそういう関係になれるのなら、なった方が後悔しない。」という潜在的な女性の本音と一致している部分もあるのかなと思ったり。

音楽って意外と大きな声では言えないけど、共感できる歌詞の内容だったりするとヒットする代弁の役割も担っている気がして。

興味深いなぁと思ってしまう私がいます。

でも女性には『Lonely Together』も『New Rules』もTPOによって使い分ける必要があり、どちらの曲も名曲なのです。

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