好きな女の帰りを心から待っている男の歌。
2021年3月27日号のbillboard The HOT100 第2位(2週チャートイン 最高位第2位)
2021年3月26日分 UK Official Singles Chart Top100 第22位(3週チャートイン 最高位第20位)
今回はメロウなサウンドが心地良いながらも、情熱的な歌声が魅力的で、朝昼晩いつでもしっくりくる一曲、Silk Sonic(シルク・ソニック)の『Leave the Door Open(リーヴ・ザ・オープン・ドア)』をおすすめします。
シルク・ソニックは、Bruno Mars(ブルーノ・マーズ), Anderson .Paak(アンダーソン・パーク)によるデュオユニット。
まずは二人のバイオグラフィーを簡単にご紹介。
ブルーノ・マーズはハワイ州ホノルル出身の現在35歳(2021年3月現在)。
『Uptown funk』『Treasure』『24K Magic』『That’s What I Like』をはじめ、Cardi B(カーディー・ビー)とのコラボ『Finesse』などが世界中で大ヒット。
すでにグラミー賞を11回受賞しており、グラミー賞最多獲得アーティストとして不動の地位を確立し、世界の音楽を牽引している存在です。
エルヴィス・プレスリーやマイケル・ジャクソンを愛聴していた子供時代ながら、成長するにつれ、レゲエやロック、R&B、ヒップホップにも興味を抱くようになり、今のスタイルに。
ちなみに「ブルーノ」という名前は、プロレスラーのブルーノ・サンマルチノに似ていたことから付けられたあだ名のようで、本名はピーターです。
また無名時代に、同じくビッグな歌手になったリタ・オラと付き合っていたのも印象的なエピソードです。
アンダーソン・パークはカリフォルニア州オックスナード出身の35歳で、ブルーノとは同じ年の生まれ。
エレキギター、ベース、ピアノ、キーボード、ドラムスなど様々な楽器を演奏できるシンガーソングライターとして知られ、第61回グラミー賞で『Bubblin』が最優秀ラップ・パフォーマンス賞を獲得。
第62回グラミー賞では4thアルバム『Ventura』が最優秀R&Bアルバム賞を受賞したうえ、『Come Home』で最優秀R&Bパフォーマンス賞を受賞と、ラップとR&Bの両部門で最優秀を受賞する偉業を成し遂げています。
アンダーソンの母親は韓国系、ブルーノの母親はフィリピン系のルーツを持っている二人が、素晴らしい音楽を生み出しているのはアジア人の私達としては嬉しいことではないでしょうか。
予定があってどこかに出かける彼女。プレゼントは準備したまま。
「Leave the Door Open」とは、「扉を開けたままにしておく」という意味。
どんな歌詞なのか、すべて和訳してみます。
What you doin(what you doin)
(何してるの?[何してるの?])
Where you at(where you at)
(どこにいるの?[どこにいるの?])
Oh you got plans(you got plans)
(予定があるんだね[予定があるんだ])
Don’t say that(shut yo trap)
(そんな風に言わないで[黙っておいて])
I’m sippin wine (sip sip)
(ワインを少しずつ飲んでるよ[少しずつ 少しずつ])
In a robe(drip rip)
(バスローブに身を包んで[滴るほどにイケてる])
I look too good(look too good)
(カッコ良すぎるのに)
To be alone(wooohooo)
(一人でいるには)
My house clean (house clean)
(家は綺麗だし[綺麗だし])
My pool warm(pool warm)
(プールも温かい[温かいプール])
Just shaved(smooth like a new born)
(髭も剃ったばかりだし[生まれたての赤ん坊のように滑らか])
We should be dancing, romancing
(踊ったりロマンチックなことをしてるはずなのに)
In the east wing and the west wing
(東側や西側で)
Of this mansion, wus happenin
(豪邸の 一体何がどうなってるんだい)
I aint playin no games
(ゲームは一切しないし)
Every word that I say
(俺が言う言葉すべては)
Is coming straight from the heart
(心からまっすぐ出ているんだ)
so if you tryna lay in these arms
(もし君が俺の腕の中で眠りたいなら)
Imma leave the door open(imma leave the door open)
(ドアは開けたままにしておくよ[開けたままにね])
Imma leave the open girl(Imma leave the door open, hopin)
(ドアは開けたままにしておくよ ガール[開けたままにしておくよ 願うなら])
That you feel the way I feel
(俺が感じているように君も感じていて)
And you want me like I want you tonight baby(tell me that you’re coming through)
(俺が今夜君を欲しいと思っているように君も思ってくれていたら[ドアを入って来てくれよ])
You’re so sweet (so sweet)
(君はとてもかわいい)
So tight(so tight)
(とてもイケてる)
I won’t bite(ahh ahh)
(噛みつくつもりはないよ)
Unless you like(unless you like)
(君が好きじゃない限りは[君が好きじゃない限りはね])
If you smoke(what you smoke)
(タバコを吸うなら[何吸うんだっけ?])
I got that haze(purple haze)
(俺は持ってるぜ[パープルヘイズ])
※おそらくジミ・ヘンドリックスの『purple haze』
And if you’re hungry girl I got filets
(腹が減ったら ヒレ肉だってあるよ)
Ooh baby don’t keep me waiting
(ベイビー 待たせ続けないでおくれ)
There’s so much love we could be making
(俺たちが作っている愛は溢れているんだ)
I’m talking kissing, Cuddling
(話してキスして 抱きしめて)
Rose petals in the bathtub
(バスタブにバラの花びら)
Lets jump in, Its bubblin
(飛び込もうよ 泡だらけさ)
I aint playin no games
(ゲームは一切しないし)
Every word that I say
(俺が言う言葉すべては)
Is coming straight from the heart
(心からまっすぐ出ているんだ)
(so if you tryna lay in these arms)
(もし君が俺の腕の中で眠りたいなら)
Imma leave the door open(imma leave the door open)
(ドアは開けたままにしておくよ[開けたままにね])
Imma leave the open girl(Imma leave the door open, hopin)
(ドアは開けたままにしておくよ ガール[開けたままにしておくよ 願うなら])
That you feel the way I feel
(俺が感じているように君も感じていて)
And you want me like I want you tonight baby(tell me that you’re coming through)
(俺が今夜君を欲しいと思っているように君も思ってくれていたら[ドアを入って来てくれよ])
La la laaa la la la la la
(I need you baby)
(君が必要なんだ)
La la laaa la la la la
(I gotta see you baby)
(君に会わなくちゃ)
La la laaa la la la la
(Girl I’m tryna give you this)
(これをプレゼントするつもりなんだ)
Imma leave the door open(imma leave the door open)
(ドアは開けたままにしておくよ[開けたままにね])
Imma leave the open girl(Imma leave the door open, hopin)
(ドアは開けたままにしておくよ ガール[開けたままにしておくよ 願うなら])
That you feel the way I feel
(俺が感じているように君も感じていて)
And you want me like I want you tonight baby(tell me that you’re coming through)
(俺が今夜君を欲しいと思っているように君も思ってくれていたら[ドアを入って来てくれよ])
ワインを飲みながら、彼女が帰宅するまで待ちわびる姿って、なんだかいじらしいですね。
ソウルフルなサウンドに乗せながら、甘い歌詞を乗せている楽曲に、耳が溶けてしまいそうになります。
グラミー賞で一夜限りのパフォーマンス!
先日行われた第63回グラミー賞授賞式にて、一夜限りのテレビ初パフォーマンスとして歌われたのもこちらの楽曲。
私も見たのですが、キラキラと輝く背景をバックに、シルク・ソニックの二人が熱唱する姿に、時が止まってしまったかのように贅沢な時間が流れ。
コロナ禍で世界中が大変な時ではありますが、彼らの歌が人々をリラックスさせ、嫌なことを忘れさせてくれそうです。