Glass Animals(グラス・アニマルズ)『Heat Waves(ヒート・ウェーブス)』

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傷ついている俺に熱波が容赦しない。

2021年4月24日号のbillboard The HOT100 第41位(13週チャートイン 最高位第41位)

2021年4月23日分 UK Official Singles Chart Top100 第20位(23週チャートイン 最高位第20位)

【追記】2022年3月12・19日号のbillboard The HOT100 第1位を記録!

2021年10月15日分 UK Official Singles Chart Top100 第5位までランクアップ!

今回はエレクトロながらも風通しの良いサウンドが気分を心地よくしてくれる、Glass Animals(グラス・アニマルズ)の『Heat Waves(ヒート・ウェーブス)』をおすすめします。

まずはグラス・アニマルズのバイオグラフィーを簡単にご紹介。

グラス・アニマルズは、イギリス・オックスフォード出身の4人組サイケポップバンド。

メンバーは、13歳の頃からの友人同士。

2014年にリリースしたデビュー・アルバム『Zaba』は45万枚のセールスを記録し、2016年のセカンド・アルバム『How to Be a Human Being』で全英23位に。

そしてこの『Heat Waves』も収録されたサード・アルバム『Dreamland』を昨年8月に発売し、本国イギリスでは全英2位、アメリカでも第7位を獲得しています。




寝苦しく暑い夜は、君のことを思い出してしまうよ。

タイトルになっている「Heat Waves」とは「熱波」という意味。

どんな内容の歌詞になのか、すべて和訳してみます。


Sometimes, all I think about is you
(たまに 君のことばかり考えてしまう)
Late nights in the middle of June
(6月中旬の昨夜)
Heat waves been fakin’ me out
(熱波が俺に肩透かしを喰らわせる)
Can’t make you happier now
(もう君をこれ以上幸せにすることはできない)
Sometimes, all I think about is you
(たまに 君のことばかり考えてしまう)
Late nights in the middle of June
(6月中旬の昨夜)
Heat waves been fakin’ me out
(熱波が俺に肩透かしを喰らわせる)
Can’t make you happier now
(もう君をこれ以上幸せにすることはできない)

Usually I put somethin’ on TV
(大抵テレビでは何かをやっている)
So we never think about you and me
(そうすれば君と俺についてなんて考えないから)
But today I see our reflections clearly
(でも今日俺たちの間に起こった反射をまざまざと見せつけられる)
In Hollywood, layin’ on the screen
(ハリウッドで 画面に映って)
You just need a better life than this
(君にただ必要なのは より良い生活なんだろう)
You need somethin’ I can never give
(俺が絶対に与えられない何かを必要としているね)
Fake water all across the road
(蜃気楼が道路を広がってゆく)
It’s gone now, the night has come, but
(もう過ぎて夜が来たけど)

Sometimes all I think about is you
(たまに 君のことばかり考えてしまう)
Late nights in the middle of June
(6月中旬の昨夜)
Heat waves been fakin’ me out
(熱波が俺に肩透かしを喰らわせる)
Can’t make you happier now
(もう君をこれ以上幸せにすることはできない)




You can’t fight it, you can’t breathe
(闘えないし 息もできない)
You say somethin’ so lovin’, but
(とても愛しているみたいな言葉を君は言うけど)
Now I gotta let you go
(もう君を手放さなくちゃ)
You’ll be better off in someone new
(新しい誰かともっと暮らし向きも良くなるだろう)
I don’t wanna be alone
(一人にはなりたくないさ)
You know it hurts me too
(俺が傷ついていることぐらい分かってるだろう)
You look so broken when you cry
(君が泣いていると とても傷ついているように見える)
One more and then I’ll say goodbye
(もう一度だけ そうしたらサヨナラを言うから)

Sometimes, all I think about is you
(たまに 君のことばかり考えてしまう)
Late nights in the middle of June
(6月中旬の昨夜)
Heat waves been fakin’ me out
(熱波が俺に肩透かしを喰らわせる)
Can’t make you happier now
(もう君をこれ以上幸せにすることはできない)
Sometimes, all I think about is you
(たまに 君のことばかり考えてしまう)
Late nights in the middle of June
(6月中旬の昨夜)
Heat waves been fakin’ me out
(熱波が俺に肩透かしを喰らわせる)
Can’t make you happier now
(もう君をこれ以上幸せにすることはできない)

I just wonder what you’re dreamin’ of
(君はどんな夢を見ているんだろう)
When you sleep and smile so comfortable
(君が眠ったり笑っている時はとても心地良かった)
I just wish that I could give you that
(君に与えられたらなって望むよ)
That look that’s perfectly un-sad
(完全に悲しくない様子)
Sometimes, all I think about is you
(たまに 君のことばかり考えてしまう)
Late nights in the middle of June
(6月中旬の昨夜)
Heat waves been fakin’ me out
(熱波が俺に肩透かしを喰らわせる)
Heat waves been fakin’ me out
(熱波が俺に肩透かしを喰らわせる)

Sometimes, all I think about is you
(たまに 君のことばかり考えてしまう)
Late nights in the middle of June
(6月中旬の昨夜)
Heat waves been fakin’ me out
(熱波が俺に肩透かしを喰らわせる)
Can’t make you happier now
(もう君をこれ以上幸せにすることはできない)
Sometimes, all I think about is you
(たまに 君のことばかり考えてしまう)
Late nights in the middle of June
(6月中旬の昨夜)
Heat waves been fakin’ me out
(熱波が俺に肩透かしを喰らわせる)
Can’t make you happier now
(もう君をこれ以上幸せにすることはできない)

Road shimmer wigglin’ the vision
(道路がキラキラと輝き 景色が小刻みに揺れる)
Heat, heat waves, I’m swimmin’ in a mirror
(暑さ 熱波 俺は鏡の中を泳ぐ)
Road shimmer wigglin’ the vision
(道路がキラキラと輝き 景色が小刻みに揺れる)
Heat, heat waves, I’m swimmin’ in a mirror
(暑さ 熱波 俺は鏡の中を泳ぐ)

どうやらより良い生活レベルを望む彼女を幸せにすることができず、別れを選んだものの、うだるような暑さの中で彼女を思い出す、切ない歌詞のようです。




パッと閃いて、一時間ぐらいで出来た珍しい一曲。

この『Heat Waves』がどんな風に制作されたのか、フロントマンのデイヴ・ヴェイリーがこんな風に語っています。

「大抵、体調が良い日にソングライティングの日を作るんだけど、この曲の場合、夜遅く一時間ぐらいで出来た歌なんだ。俺は「この長いコードパターンを書くつもりだよ」って感じだったし、謙遜していた。10分後にスペースを見つけてギターを爪弾き、8和音弾いたら「おぉ、これだ」って思ったんだ。そう感じた途端すぐに歌い始めたよ。文字通り、最初に出てきたのがそのフックだったのさ。
Glass Animals on the Rise of ‘Heat Waves’: ‘It’s Bizarre But Amazing’

MVはデイヴ・ヴェイリーが隔離中だったロンドン南部のアパートでZOOMを使用して撮影された模様。

この楽曲が収録されたアルバムは昨年発売されていますが、すでにロングヒットしているものの、今年の夏の方が多くの人々に聴かれる予感がします。


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