ゼインとシーアの素晴らしい歌声に、この世が終わってもいいとさえ思ったよ。
2017年11月3日分 UK Official Singles Chart Top100 第5位(8週チャートイン 最高位 第5位)
2017年11月11日号のbillboard The HOT100 第72位(8週チャートイン・最高位 第44位)
今日は美しくドラマチックな男女の歌声に、聴いていると思わず酔いしれてしまうポップ・バラード、ZAYN ft. Sia(ゼイン フーチャリング シーア)の『Dusk Till Dawn(ダスク・ティル・ドーン)』をおすすめします。
ゼインとシーアが繰り広げる切ないラブソング。
タイトルの『Dusk Till Dawn』とは、「日没から夜明けまで」という意味。
歌詞をすべて和訳してみます。
Not tryna be indie
(一人で頑張ろうとしなくていい)
Not tryna be cool
(カッコよくなろうとしなくていい)
※tryna=try to
Just tryna be in this
(ただこうしていられるよう)
Tell me are you too?
(君もそうだろう?)
Can you feel where the wind is?
(風が吹く場所を感じられるかい?)
Can you feel it through
(吹き抜けてゆくのを感じられるかい?)
All of the windows
(すべての窓から)
Inside this room?
(この部屋の中から)
Cause I wanna touch you baby
(君の体に触れたい)
And I wanna feel you too
(そして君自身も感じたいから)
I wanna see the sunrise
(朝日に出会いたい)
On your sins just me and you
(君の罪の上に昇る ただ君と二人で)
Light it up, on the run
(明るく照らして 逃走して)
Let’s make love tonight
(今夜は愛し合おう)
Make it up, fall in love, try
(償って 恋に落ちて 試してみよう)
Baby I’m right here
(僕はここにいる)
But you’ll never be alone
(でも君は決して一人にはならないよ)
I’ll be with you from dusk till dawn
(僕が夕闇から夜明けまで一緒にいる)
I’ll be with you from dusk till dawn
(僕が夕闇から夜明けまで一緒にいる)
Baby, I’m right here
(僕はここにいる)
I’ll hold you when things go wrong
(でも君は決して一人にはならないよ)
I’ll be with you from dusk till dawn
(僕が夕闇から夜明けまで一緒にいる)
I’ll be with you from dusk till dawn
(僕が夕闇から夜明けまで一緒にいる)
Baby, I’m right here
(僕はここにいる)
I’ll be with you from dusk till dawn
(僕が夕闇から夜明けまで一緒にいる)
Baby, I’m right here
(僕はここにいる)
We were shut like a jacket
(僕たちはジャケットみたいに閉じこもっていた)
So do your zip
(君がファスナーを閉めるから)
We would roll down the rapids
(僕らは急流を転がり落ちるだろう)
To find a wave that fits
(ちょうど良い波を見つけるために)
Can you feel where the wind is?
(風が吹く場所を感じられるかい?)
Can you feel it through
(吹き抜けてゆくのを感じられるかい?)
All of the window
(すべての窓から)
Inside this room?
(この部屋の中から)
‘Cause I wanna touch you, baby
(君の体に触れたい)
I wanna feel you too
(そして君自身も感じたいから)
I wanna see the sun rise on your sins
(朝日に出会いたい 君の罪の上に昇る)
Just me and you
(ただ君と二人で)
Light it up, on the run
(明るく照らして 逃走して)
Let’s make love tonight
(今夜は愛し合おう)
Make it up, fall in love, try
(償って 恋に落ちて 試してみよう)
Baby, I’m right here
(僕はここにいる)
But you’ll never be alone
(でも君は決して一人にはならないよ)
I’ll be with you from dusk till dawn
(僕が夕闇から夜明けまで一緒にいる)
I’ll be with you from dusk till dawn
(僕が夕闇から夜明けまで一緒にいる)
Baby, I’m right here
(僕はここにいる)
I’ll hold you when things go wrong
(間違った時も君を抱きしめるよ)
I’ll be with you from dusk till dawn
(僕が夕闇から夜明けまで一緒にいる)
I’ll be with you from dusk till dawn
(僕が夕闇から夜明けまで一緒にいる)
Baby, I’m right here
(僕はここにいる)
Girl, give love to your body
(君の体に愛をあげる)
It’s only you that can stop it
(止められるのは君だけ)
Girl, give love to your body
(君の体に愛をあげる)
It’s only you that can stop it
(止められるのは君だけ)
Girl, give love to your body
(君の体に愛をあげる)
It’s only you that can stop it
(止められるのは君だけ)
Girl, give love to your body
(君の体に愛をあげる)
Girl, give love to your body
(君の体に愛をあげる)
But you’ll never be alone
(でも君は決して一人にはならないよ)
I’ll be with you from dusk till dawn
(僕が夕闇から夜明けまで一緒にいる)
I’ll be with you from dusk till dawn
(僕が夕闇から夜明けまで一緒にいる)
Baby, I’m right here
(僕はここにいる)
I’ll hold you when things go wrong
(間違った時も君を抱きしめるよ)
I’ll be with you from dusk till dawn
(僕が夕闇から夜明けまで一緒にいる)
I’ll be with you from dusk till dawn
(僕が夕闇から夜明けまで一緒にいる)
Baby, I’m right here
(僕はここにいる)
I’ll be with you from dusk till dawn
(僕が夕闇から夜明けまで一緒にいる)
Baby, I’m right here
(僕はここにいる)
とにかく愛する人のそばにいたい気持ちがひしひしと伝わってきます。
ちなみに歌詞はいつもGoogle play musicの歌詞を引用しているのですが、youtubeでMVを字幕付きで見ると、全然違う歌詞が出てきて。
どっちだろうと検証した結果、youtubeの方が正確だと思ったので、そちらを引用しました。
なぜ『Dusk Till Dawn』の時間帯なのか。
この歌を聴いていて、ふと「なぜ夕闇から夜明けまでという時間のくくりで一緒にいるんだろう?」と疑問に思ったのですが。
MVを見ると、途中でゼインがボスみたいな人に「Your life in the daytime is over.(お前の日中の人生は終わりだ)」と告げられていて。
でもMVでは結局愛する彼女との逃避行計画が成功するんですね。
ただこの歌自体は、そんな感じじゃなく。
「夕闇から夜明けまで」という時間帯は、なんとなくあの世とつながりやすいことを踏まえれば、歌の主人公はゴーストになっているのかなと。
自分の存在を感じて欲しくて、「風を感じるかい?」と問いかけたり、お互いの姿が見える朝日を欲している。
君の体に触れたい、君を感じたいと歌っているのではないかとも思うのです。
年齢は違えど、素質が似ているかもしれない二人。
どんないきさつでゼインとシーアがコラボする運びになったのかは分かりませんが。
ゼインは24歳、シーアは41歳で実はかなり年の差もあるのに、そんな違いを感じさせないほど本当に素晴らしい楽曲になっているのは、二人とも影を表現できる=人生の悲哀を感じ取り理解できるシンガーだからだと思うのです。
以前、過去記事で取りあげたMaroon 5 ft. SZAの『What Lovers Do』も、聴いていると明るくて微笑ましくて相性の良い男女の歌声でしたが。
今回のゼインとシーアのコラボは切ない歌なのに、その美しい歌声にしばし現実を忘れさせてくれる歌です。