XXXTentacion(エックス・エックス・エックス・テンタシオン)『SAD!(サッド!)』

スポンサーリンク

【哀悼】こんなに早く逝ってしまうなら、教えてくれよ

2018年4月28日号のbillboard The HOT100 第52位(15週チャートイン 最高位 第7位)

【追記】2018年6月30日号のbillboard The HOT100 第1位までランクアップ!

2018年6月29日分 UK Official Singles Chart Top100 第5位までランクアップ!



今回は歌っている内容は深刻で悲しいのですが、一方でメロウなサウンドとリズムが心地よく、曲が短いのもあって何度もリピートして聴いてしまう、XXXTentacion(エックス・エックス・エックス・テンタシオン)の『SAD!(サッド!)』をおすすめします。




昨日、XXXテンタシオンがフロリダ州のデアフィールド・ビーチ近くのバイク店を去ろうとしていたところ、銃撃され死亡するという衝撃的なニュースが飛び込んできました。
まだ20歳。
プライベートでは問題行動も取り沙汰され、記憶に新しいのは元恋人に浮気&妊娠されボコボコに殴ってしまった事件ですが。
結局、この元彼女がお金のために嘘をついていたことが判明し、XXXテンタシオンは無罪になっています。
殴ったことは確かに良くないですし、この刑事裁判はまだ続いているのですが。
この辺り、まだ誤解されている部分も多いですよね。


今年の3月にリリースされたアルバムは『?』は、ビルボードのアルバムチャートで初登場1位という快挙。
ツアーも控えていたし、最近のゴタゴタの中で何か思うこともあったのか、改心してGED(アメリカ・カナダでの高卒認定試験)も取得しようとしていたのに。
事件の数時間前には、チャリティイベントを企画していることをインスタに投稿していたのに。
以前も恵まれない子供たちにチャリティをしていたので、単なる問題児ではないと思うのですが。
「神様、彼はなぜこんな時にこの世を去らなくてはいけなかったんでしょう?」と問いたくなります。




「愛の狭間にいる時は拷問なのさ」

『SAD!(サッド!)』は皆さんもご存じのとおり、「悲しい!」という意味ですが、なぜ悲しいのか、歌詞を和訳してみます。


Who am I?
(俺は誰だ?)
Someone that’s afraid to let go, uh
(去られるのを恐れている誰かなんだろう)
You decide, if you’re ever gonna, let me know (yeah)
(もし君が去ると決断したなら 知らせてくれ)
Suicide, if you ever try to let go, uh
(自殺 もし君がそうするなら)
I’m sad and low, yeah
(僕は悲しいし ひどく落ち込む)
I’m sad and low, yeah
(僕は悲しいし ひどく落ち込む)


Who am I?
(俺は誰だ?)
Someone that’s afraid to let go, uh
(去られるのを恐れている誰かなんだろう)
You decide, if you’re ever gonna, let me know (yeah)
(もし君が去ると決断したなら 知らせてくれ)
Suicide, if you ever try to let go, uh
(自殺 もし君がそうするなら)
I’m sad and low, yeah
(僕は悲しいし ひどく落ち込む)
I’m sad and low, yeah
(僕は悲しいし ひどく落ち込む)






I gave her everything
(彼女にすべてを捧げた)
She took my heart and left me lonely
(僕の心を奪って 孤独にしたんだ)
I’ve been broken, heart’s contentious
(俺は傷ついたままで 心は争ってばかり)
I won’t fix, I’d rather weep
(修復するつもりはない むしろ泣きたいぐらいだ)
I’m lost then I’m found but
(自分を理解した時に 迷子になったが)
It’s torture being in love
(愛の狭間にいる時は拷問なのさ)
I love when you’re around
(君がそばにいてくれる時は幸せだった)
But I fucking hate when you leave
(でもいなくなると大嫌いになるんだ)


Who am I?
(俺は誰だ?)
Someone that’s afraid to let go, uh
(去られるのを恐れている誰かなんだろう)
You decide, if you’re ever gonna, let me know (yeah)
(もし君が去ると決断したなら 知らせてくれ)
Suicide, if you ever try to let go, uh
(自殺 もし君がそうするなら)
I’m sad and low, yeah
(僕は悲しいし ひどく落ち込む)
I’m sad and low, yeah
(僕は悲しいし ひどく落ち込む)



歌詞の内容から、おそらく彼女に別れを告げられた時、死にたくなってしまった心境を歌っているのだと思います。


アーティストがプライベートをすべて創作に反映させるとは限りませんが、バイオグラフィーなどを読むと、母親とあまり良い関係を築けていないxxxテンタシオン。
見捨てられたくなくて、感情をコントロールできず、行き過ぎた行動をとってしまいやすいのかもしれないですね。
でもサウンドが柔らかいからか、あんまり悲壮感に包まれないのがこの楽曲が持つ不思議な力です。




ある理由からspotifyから楽曲を削除されてしまったことも

この『SAD!(サッド!)』も自殺をほのめかすような歌ですが、彼の楽曲は自殺やメンタルヘルス、DVなどを題材とした内容が多かったので、spotifyから彼の楽曲が一時削除されたこともありましたが、各方面から非難を受け、現在は提供されています。
(※R・ケリーも同様に削除されたものの、現在提供されています。)
参照元:Spotify、R・ケリー等の曲削除「誤りだった」と認める


でも各方面から反発にあったということは、xxxテンタシオンの楽曲がただそうしたタブーなものを扱っているだけではなくて、それ以上の何かがあるからリスナーは愛聴しているのだと思うのですね。


『SAD!(サッド!)』も愛に飢えながら育った大人やティーンエイジャー、そうではなくとも人生に疲れきっている人、社会のダークな部分を感じ取っている人々などの気持ちを鷲掴みにしたからこそ、アルバム『?』も初登場1位という快挙を成し遂げたのではないでしょうか?
明るい歌だけでは人を救えない。


R.I.P XXXTentacion…










スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする