Juice WRLD (ジュース・ワールド)『Wishing Well(ウィッシング・ウェル)』

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元気だと伝える場面だけど、心配かけたくないから嘘をつくよ。

2020年09月19日号のbillboard The HOT100 第43位(9週チャートイン 最高位第5位)
2020年9月18日分 UK Official Singles Chart Top100 第60位(10週チャートイン 最高位第15位)

今回はハスキーでパワフルながら色気のある歌声が余計に切なさを掻き立てる、Juice WRLD (ジュース・ワールド)『Wishing Well(ウィッシング・ウェル)』をおすすめします。

現在この歌のみならず、ザ・ウィークエンドとのコラボ『SMILE』や、マシュメロとの共作『Come & Go』などもヒットしているジュース・ワールド。

2018年にスティングの名曲『Shape of My Heart』のメロディーをサンプリングにした『Lucid Dream』で、世間に一目置かれるラッパーに。

しかしながら、昨年12月に21歳の若さで急逝しています。




苦悩から立ち直りたい願いが伝わってくる歌詞。

タイトルの「Wishing Well」は「願い井戸」という意味で、コインを投げこむと願い事が叶うと言われている井戸のこと。

日本の神社のお賽銭箱のようなものに例えられるでしょうか。

歌詞を和訳してみると。

I can't breathe, I can't breathe, 999
(息ができない 息ができないよ 999)
[※おそらく2017年6月に発表したEP『999』を指す。
 上記で挙げた「Lucid Dreams」も収録。]
Waiting for the exhale
(ため息をつかせてくれ)
I toss my pain with my wishes in a wishing well
(願い井戸に俺の苦痛を投げ入れるよ)

I can't breathe, I'm waiting for the exhale
(息ができない ため息をつかせてくれ)
Toss my pain with my wishes in a wishing well
(願い井戸に俺の苦痛を投げ入れよう)
Still no luck, but oh well
(まだツイてないけど よくやってる)
I still try even though I know I'm gon' fail
(失敗するのは分かっていても まだ挑戦してるのさ)
Stress on my shoulders like a anvil
(ハンマーのように肩にストレスがのしかかる)
Perky got me itching like a anthill
(パーコセットがアリ塚のように俺をかゆくさせる)
[※パーコセットはジュース・ワールドが中毒だったとされる鎮痛剤]
Drugs killing me softly, Lauryn Hill
(薬が俺をゆっくりと殺す ローリン・ヒルみたいに)
Sometimes I don't know how to feel
(たまに感じ方すらも分からなくなる)

Ring-ring, phone call from depression
(鬱から電話で呼び出される)
You used my past and my memories as a weapon
(お前は武器として俺の過去と記憶を使ったよな)
On the other line, I talk to addiction, huh
(別の回線では 中毒症状と話した)
Speaking of the devil, all the drugs, I miss them
(悪魔といえばドラッグで とても恋しい)
This can't be real, is it fiction?
(現実になるはずがない フィクションだろ?)
Somethin' feels broke, need to fix it
(何かが壊れたように感じるから 修理する必要があるんだ)
I cry out for help, do they listen?
(助けを乞い泣き叫んでも 誰か聴いてくれるのか?)
I'ma be alone until it's finished
(あの世に行くまで 俺は一人だろう)

This is the part where I tell you I'm fine, but I'm lying
(元気だと伝える場面だろうが 嘘をついている)
I just don't want you to worry
(ただ心配をかけたくないんだ)
This is the part where I take all my feelings and hide 'em
(すべての感情を取り払い 隠す場面だ)
'Cause I don't want nobody to hurt me
(誰も俺を傷つけてほしくないから)

I can't breathe, I'm waiting for the exhale
(息ができない ため息をつかせてくれ)
Toss my pain with my wishes in a wishing well
(願い井戸に俺の苦痛を投げ入れよう)
Still no luck, but oh well
(まだツイてないけど よくやってる)
I still try even though I know I'm gon' fail
(失敗するのは分かっていても まだ挑戦してるのさ)
It's stress on my shoulders like a anvil
(ハンマーのように肩にストレスがのしかかる)
Perky got me itching like a anthill
(パーコセットがアリ塚のように俺をかゆくさせる)
Drugs killing me softly, Lauryn Hill
(薬が俺をゆっくりと殺す ローリン・ヒルみたいに)
Sometimes I don't know how to feel
(たまに感じ方すらも分からなくなる)

Sometimes I don't know how to feel
(たまに感じ方すらも分からなくなる)
Let's be for real
(現実にしよう)
If it wasn't for the pills, I wouldn't be here
(もし薬がなければ 俺はここにはいなかっただろう)
But if I keep taking these pills, I won't be here, yeah
(でも飲み続けたら ここにはいないだろう)
I just told y'all my secret, yeah
(みんなに俺の秘密を伝えたよ)
It's tearing me to pieces
(そいつは俺を粉々に引き裂いてる)
I really think I need them
(必要だと本当に思ってるんだ)
I stopped taking the drugs and now the drugs take me
(飲み続けるのをやめたのに 今は薬が俺を連れてゆく)

This is the part where I tell you I'm fine, but I'm lying
(元気だと伝える場面だろうが 嘘をついている)
I just don't want you to worry
(ただ心配をかけたくないんだ)
This is the part where I take all my feelings and hide 'em
(すべての感情を取り払い 隠す場面だ)
'Cause I don't want nobody to hurt me
(誰も俺を傷つけてほしくないから)

I can't breathe, I'm waiting for the exhale
(息ができない ため息をつかせてくれ)
Toss my pain with my wishes in a wishing well
(願い井戸に俺の苦痛を投げ入れよう)
Still no luck, but oh well
(まだツイてないけど よくやってる)
I still try even though I know I'm gon' fail
(失敗するのは分かっていても まだ挑戦してるのさ)
It's stress on my shoulders like a anvil
(ハンマーのように肩にストレスがのしかかる)
Perky got me itching like a anthill
(パーコセットがアリ塚のように俺をかゆくさせる)
Drugs killing me softly, Lauryn Hill
(薬が俺をゆっくりと殺す ローリン・ヒルみたいに)
Sometimes I don't know how to feel
(たまに感じ方すらも分からなくなる)

ローリン・ヒルは1990年代に3人組ヒップホップグループ「The Fugees(フージーズ)」で活躍した黒人女性シンガーのこと。

ロバータ・フラックの名曲をカバーした彼らの代表曲『Killing me softly(やさしく歌って)』を引用しているようです。

きっとジュース・ワールドも好きだったと思うのですが、こちらも素晴らしい楽曲なので、興味のある方はぜひ聴いてみてください。




ジュース・ワールドによく似たアニメーションによるMV

MVはアニメーションで制作され、歌詞のとおり、苦痛という名の悪魔を願い井戸に投げ入れ、セラピストに相談したり、アリと敵対するシーンが描かれています。

なんと小学6年生の頃から薬物依存になっていたらしく。

幼い頃から目を背けたいほど、つらい出来事が多かったのかと想像してしまいます。

ラッパーだけではなく、多くの人々が薬物依存でこの世を去っていますが。

誰にも気軽に話せない苦しみと、心配させたくないんだという気持ちが交錯する様子が描かれていて。

人間の脆さと儚さを表現していると同時に、誰もが抱いている哀しみを癒してくれる力も持っている楽曲だと思うのです。

孤独から解放され、今は穏やかな場所で新たに暮らしていますように。

R.I.P for Juice WRLD

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