WILLOW(ウィロー)ft. Travis Barker(トラヴィス・バーカー)『t r a n s p a r e n t s o u l (トランスペアレントソウル)』

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ブラックガールだってパンクロックするんだ。

2021年6月18日分 UK Official Singles Chart Top100 第33位(3週チャートイン 最高位第33位)
【追記】2021年7月2日号のbillboard The HOT100 第76位までランクアップ!(2週チャートイン)

今回は心も体も思わずヘッドバンキングしてしまうようなポップなパンクロック、WILLOW(ウィロー)ft. Travis Barker(トラヴィス・バーカー)の『t r a n s p a r e n t s o u l (トランスペアレントソウル)』をおすすめします!

この歌を初めて聴いたのはSpotifyのプレイリストだったのですが。

「すごいカッコイイ曲!」と思ってYou TubeでMVを見たら、「あれ?ブラック(黒人)の女の子が歌っているの?」と既成概念を打ち破られ。

さらにバイオグラフィーを検索すると、なんとWILLOWはあのウィル・スミスとジェイダ・ピンケット・スミスの娘、ウィロー・スミスだと分かってさらに度肝を抜かれ…(息子のジェイデン・スミスくんは知っていたけどね。)

楽曲でもプロフィールでも、気持ちが良いくらい予想を裏切ってくれました。

意外にも歌手としてのキャリアは長く、2015年12月にジェイ・Zのレーベル「ロック・ネイション」と契約し、デビュー・アルバム『Ardipithecus(アルディピテクス)』を配信。

これまではR&Bのジャンルで歌っていましたが、ウィローが好んで聴いてきたのはロックだったようで、この『t r a n s p a r e n t s o u l』で方向性を変えたようです。




トラヴィス・バーカーはパンクバンド、blink-182のドラマー。

疾走感のあるドラミングが特徴で、この『t r a n s p a r e n t s o u l』でも彼の魅力が存分に発揮されています。

アヴリル・ラヴィーンのレコーディングに参加したり、エミネムのサポートギターを務めるなど、色んなアーティストに才能を認められつつ、アパレル会社やレコード会社も設立し、幅広く活躍中。

ウィローからトラヴィスに電話し「あなたはきっとこの歌を最高にしてくれると思うの」と伝え、スタジオでこの曲を聴かせたところ、とても気に入ってくれて一緒にコラボすることになったそう。

ウィローは内心「トラヴィスに『つまらない』と言われてしまったらどうしよう」と心配していたそうです。




心が綺麗なら、いつも真実を見出せる。

タイトルの「transparent soul」は「(向こう側が見えるぐらい)透き通った魂」という意味。

歌詞を和訳してみます。

One, two, three, four
(1、2、3、4)

I don’t fucking know if’s a lie or it’s a fact
(それが嘘なのか本当なのか バカみたいに分からない)
All your little fake friends will sell your secrets for some cash
(すべての取るに足らない偽物の友達は お金のためにあなたの秘密を売るだろうし)
Smile in my face, then put your cig out on my back
(顔では笑っても 私の背後でタバコを消す)
If you ever see me, just get to runnin’ like the Flash
(もし私に会ったことがあるなら 閃光のような速さで逃げてね)

I knew a boy just like you
(あなたみたいな男の子を知ってる)
He’s a snake just like you
(あなたみたいに陰険な人)
Such a fake just like you
(あなたみたいに偽者で)
But I can see the truth
(でも私には真実が見えるの)

Transparent soul
(透き通った魂)
I can see right through, just so you know
(私には見破ることができる あなたもそうでしょ)
Transparent soul
(透き通った魂)
I can see right through, just so you know
(私には見破ることができる あなたもそうでしょ)




I don’t fucking know if it’s paradise or it’s a trap
(天国か罠なのか バカみたいに分からない)
Yeah, they’re treating me like royalty, but is it kissin’ ass?
(私を貴族のように扱うけど ゴマすりよね?)
No one’s brave enough to take the fall right
(責任を負うのに十分な勇気を誰もが持っている訳じゃない)
But it’s all your fault, why you actin’ like it’s alright?
(でも全部あなたのせいなのに なぜ平気なように振る舞うの?)

I knew a girl just like you
(あなたみたいな女の子を知ってる)
She was vain just like you
(彼女はあなたみたいに自惚れ屋だった)
Such a pain just like you
(あなたみたいに痛々しくて)
And everybody knows the truth
(みんな真実を分かっていたのに)

Transparent soul
(透き通った魂)
I can see right through, just so you know
(私には見破ることができる あなたもそうでしょ)
Transparent soul
(透き通った魂)
I can see right through, just so you know
(私には見破ることができる あなたもそうでしょ)

It’s clear to me now
(今 私にはクリアに見えるの)
You’re scared of me, wow
(あなたは私を恐れているよね)
It’s clear to me now (Transparent soul)
(今 私にはクリアに見えるの[透明な魂])
It’s clear to me now
(今 私にはクリアに見えるの)
You’re scared of me, wow
(あなたは私を恐れているよね)
It’s clear to me now (Transparent soul)
(今 私にはクリアに見えるの[透明な魂])

Transparent soul
(透き通った魂)
I can see right through, just so you know
(私には見破ることができる あなたもそうでしょ)
Transparent soul
(透き通った魂)
I can see right through, just so you know
(私には見破ることができる あなたもそうでしょ)

「透き通った魂」または「透明な魂」ともいえると思いますが。

自分の心が透き通るほど綺麗な状態であれば、どんなものや人を見てもその中に存在する真実や偽りを見透かせる…そんな内容を歌っている感じがします。

セレブリティの家庭に生まれたウィローが歌うからこそ、説得力がありますね。




You Tubeのコメント欄にも驚きと称賛の声がゾクゾク!

音楽の歴史を覆すようなこの楽曲に世界中のリスナーが反応し、You Tubeのコメント欄にもたくさんの声が寄せられています。

「ウィローはポップパンクを創造するために本当に目覚めたんだ!」

「黒人女性だってすべてのジャンルの音楽を聴く。私はステレオタイプのヒップホップを打ち破るような黒人の女の子は大好きよ。だって色んなタイプの黒人の女の子がいるんだから。」

「トラヴィスがポップパンクを取り戻そうと若い子たちをサポートするのがカッコイイ。」

「俺は31歳だけど、この歌を聴いたら16歳に戻った!」

これからウィローがどんな楽曲で自己表現してゆくのかが楽しみです。


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