Maren Morris(マレン・モリス)『The Bones(ザ・ボーンズ)』

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どんな嵐が来ても、きちんと愛を育んできたあなたと私なら大丈夫。

2020年7月25日号のbillboard The HOT100 第36位(43週チャートイン 最高位第12位)

今回は、心に心地よい風をもたらすような爽やかなサウンドが素敵なMaren Morris(マレン・モリス)の『The Bones(ザ・ボーンズ)』をおすすめします。

マレン・モリスのバイオグラフィーを簡単に紹介すると、1990年生まれのアメリカ・テキサス州出身。

15歳の時にキャリアをスタートさせ、2016年にメジャーデビューアルバムとなった『Hero』はビルボードチャート200で第5位を記録し、グラミー賞にもノミネート。

また、デビューした週には、カントリー歌手として揺るぎない地位を確立しているキース・アーバンとのツアーも実施しています。

2017年にはトーマス・レットの楽曲『Craving You』の作詞を手掛けたり、ワン・ダイレクションのナイル・ホーランにゲストとして迎えられた『Seeing Blind』をリリース。

記憶に新しいのは、2018年にヒットしたゼッド、グレイとコラボした『The Middle』で、カントリー歌手としてだけではなく、エレクトロミュージックに乗せて確かな歌唱力を世界に示しました。

プライベートでは、同じくカントリー界のシンガーソングライターであるRyan Hurd(ライアン・ハード)と2018年に結婚し、今年第一子が生まれています。




揺るぎない愛情&信頼関係を、家に例えた歌詞。

曲名の『The Bones』は、骨格や骨組みといった意味があります。

歌詞を和訳してみると。

We’re in the homestretch of the hard times
(私たち 最後の追い込みに入っているわね)
We took a hard left, but we’re alright
(大変な方を選んだけど きっと大丈夫)
Yeah, life sure can try to put love through it, but
(確かに人生は愛を試そうとするけど)
We built this right, so nothing’s ever gonna move it
(正しく建てたから 何も変える必要なんてないわ)

When the bones are good, the rest don’t matter
(骨組みさえ良ければ あとはなんとでもなる)
Yeah, the paint could peel, the glass could shatter
(ペンキがはがれても ガラスが粉々に割れても)
Let it rain ‘cause you and I remain the same
(雨が降ったって あなたと私ならそのまま残る)
When there ain’t a crack in the foundation
(土台にひびがなければ)
Baby, I know any storm we’re facing
(どんな嵐にも立ち向かえるもの)
Will blow right over while we stay put
(私たちがじっとしている間に通り過ぎてゆくわ)
The house don’t fall when the bones are good
(骨組みが良ければ 家は崩れない)




Call it dumb luck, but baby, you and I
(まぐれだと呼ぶなら あなたと私は)
Can’t even mess it up, yeah, though we both tried
(めちゃくちゃにすることさえできないのよ そうしようと思っても)
No, it don’t always go the way we planned it
(いつも思い通りになる訳じゃないけど)
But the wolves came and went and we’re still standing
(狼が行ったり来たりしても 私たちはまだ立っているわ)

When the bones are good, the rest don’t matter
(骨組みさえ良ければ あとはなんとでもなる)
Yeah, the paint could peel, the glass could shatter
(ペンキがはがれても ガラスが粉々に割れても)
Let it rain ‘cause you and I remain the same
(雨が降ったって あなたと私ならそのまま残る)
When there ain’t a crack in the foundation
(土台にひびがなければ)
Baby, I know any storm we’re facing
(どんな嵐にも立ち向かえるもの)
Will blow right over while we stay put
(私たちがじっとしている間に通り過ぎてゆくわ)
The house don’t fall when the bones are good
(骨組みが良ければ 家は崩れない)
When the bones are good
(骨組みが良ければ)

Bones are good, the rest, the rest don’t matter
(骨組みが良ければ あとは あとはなんとでもなる)
Paint could peel, the glass, the glass could shatter
(ペンキがはがれても ガラスが粉々に割れても)
Bones are good, the rest, the rest don’t matter
(骨組みが良ければ あとは あとはなんとでもなる)
Paint could peel, the glass, the glass could shatter
(ペンキがはがれても ガラスが粉々に割れても)

When the bones are good, the rest don’t matter
(骨組みさえ良ければ あとはなんとでもなる)
Yeah, the paint could peel, the glass could shatter
(ペンキがはがれても ガラスが粉々に割れても)
Let it rain (Let it rain, let it rain)
(雨が降っても)
‘Cause you and I remain the same
(あなたと私ならそのまま残る)
When there ain’t a crack in the foundation
(土台にひびがなければ)
Baby, I know any storm we’re facing
(どんな嵐にも立ち向かえるもの)
Will blow right over while we stay put
(私たちがじっとしている間に通り過ぎてゆくわ)
The house don’t fall when the bones are good
(骨組みが良ければ 家は崩れない)

この歌は「二人の間にしっかりとした信頼関係があれば、どんな困難が起きても大丈夫」だと歌っていて、その深く揺るぎない愛情を一軒の家に例えて表現している様子。

確かに派手な装飾にこだわって、多大な費用をかけたとしても、大黒柱や土台がグラグラしていたら、いとも簡単に崩れてしまいますよね。

『We built this right』という歌詞を「正しく建てたから」とそのまま直訳しましたが、二人で確かめ合いながら愛を育んできた絆のようなものを表現しているので、「きちんと育んできたから」と言い換えても良さそうです。




ハワイのマウイ島で休暇を取るマレン&ライアン

MVは、夫のライアン・ハードとバケーションでハワイのマウイ島に訪れた際に撮影したもの。

ヴィンテージフィルムの『Super 8』による映像は、柔らかい質感も印象的。

開放的でチルアウトなサウンドと、大自然の豊かな恵みを背景にリラックスする二人の姿が相まって、コロナで自粛中の今、癒されます。

この様子から、きっとこの歌には夫婦として生きてゆこうとする二人の熱く確かな想いが込められているのでしょうね。


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