Logic ft. Alessia Cara, Khalid(ロジック、フーチャリング アレッシア・カーラ、カリード)『1-800-273-8255』

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音楽が人を救うことがあるなら、こんな歌かもしれない。


2017年9月30日号のbillboard The HOT100 第3位(20週チャートイン・最高位 第3位)

2017年9月15日分 UK Official Singles Chart Top100 第16位(6週チャートイン 最高位 第16位)

【追記】10月6日分 UK Official Singles Chart Top100 第9位まで浮上。



今日は絶望から小さな希望の光を見つけ、生きてゆこうと決意するまでを描く自殺予防ソング、Logic ft. Alessia Cara, Khalid(ロジック、フーチャリング アレッシア・カーラ、カリード)の『1-800-273-8255』をおすすめします。




静かなイントロで始まり、Aメロを通過したあとの最初のサビは衝撃的な歌詞で、
I don’t wanna be alive
(生きたくない)
I don’t wanna be alive
(もう生きていたくないんだ)
I just wanna die today
(今日にでも死にたい)
I just wanna die
(もう死にたいんだ)

とストレートに希死念慮を表現しています。


タイトル曲にもなっている『1-800-273-8255』は、アメリカの国立自殺予防ライフラインの電話番号で、この歌詞の主人公は最後の希望として、ここに電話をします。


その相談役をアレッシア・カーラが歌っているのですが、2番目のサビでロジックの歌声に乗せて、こう歌います。
I want you to be alive
(あなたに生きてほしい)
I want you to be alive
(あなたに生きてほしいの)
You don’t gotta die today
(今日死なないでほしい)
You don’t gotta die
(死んでほしくないの)



そして、アレッシアが彼に寄り添うかのように、神の言葉を借りるかのように、色々と話すのですが。
こんな歌詞が印象的です。
Finally knowing who it is
(最後にはあなたが何者かが分かるわ)
I know that you’ll thank God you did
(私には分かるの、あなたが過去を神様に感謝するだろうと)



そして、なぐさめられる中で、Logicが歌う主人公の心境はこのように変化します。
I finally wanna be alive
(やっばり生きたい)
I finally wanna be alive
(やっぱり生きたいよ)
I don’t wanna die today
(今日死にたくない)
I don’t wanna die
(今日死にたくないよ)

と自殺を踏みとどまる決心をするのです。


最後のサビではKhalid(カリード)が、
Pain don’t hurt the same, I know
(苦痛は今までと同じように僕を傷つけないことを知ってる
 ※ここは訳すのが難しく、私の感覚で翻訳してます。ご了承ください。)
The lane I travel feels alone
(僕が旅する道は孤独)
But I’m moving ‘til my legs give out
(でも僕は進むよ 足が動かなくなるまで)
And I see my tears melt in the snow
(雪の中で涙が溶けるのが分かる)
But I don’t wanna cry
(でも泣きたくない)
I don’t wanna cry anymore
(これ以上泣きたくないよ)

と、生きる道がたとえ孤独だろうと、前進してゆこうとする決意をするのです。
歌詞の参照元:Logic Lyrics






私がこの歌をすごいと感じたのは、最近は人気シンガーたちのコラボが日常茶飯事ですが。
まさにこの歌はコラボが有効活用された楽曲で、三人で歌うことによって、リスナーも人間模様を想像しやすくなるといった相乗効果があるところ。


現代の流行が成した技の結晶だと言えるのではないでしょうか。


この歌、現在米英ともにチャートをじわじわと上がってきていていますが。


それは、やはりこの歌の主人公のように、誰にも理解されていないと感じる孤独を抱えて生きている人々が多かったり、未来に希望が持てず打ちひしがれている人の胸に響くからかもしれないですね。


MVでは、ゲイの少年が苦悩を経て大人になり、家族に見守られながら愛する人と一緒になるプロセスが描かれていて、そちらも話題になっています。








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