Taylor Swift (テイラー・スウィフト)『Delicate(デリケート)』

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あなたのことが好きだけど 私、ドン引きされてないかな?

2018年4月28日号のbillboard The HOT100 第51位(6週チャートイン 最高位 第46位)

2018年4月27日分 UK Official Singles Chart Top100 第66位(6週チャートイン 最高位第45位)



今回は、Taylor Swift (テイラー・スウィフト)の『Delicate(デリケート)』をおすすめします。




この歌は、テイラーが昨年11月に発売したアルバム『Reputation(レピュテーション)』からのシングルカット。


個人的には、これまで『Reputation』から出されたシングル『…Ready For It?』や『Look What You Made Me Do』とか何度も聴く気にはなれなかったんですよね。
思い切って路線変更したい気持ちは理解しながらも、ヘヴィーなサウンドが、最近の自分の気分やバイオリズムに合わなかったというのもあると思うのですが、刺々しい感じもして。


でもこの歌をラジオで初めて聴いた時、私も大好きな前作のアルバム『1989』に盛り込まれていたポップさとキャッチーさも活かしつつ、ちょっと進化させたようなサウンドだなぁと感じてとっつきやすかったのと。
歌詞やMVを見たり読んだりすると、現在のテイラーの一人の女性としての心情がじわじわと伝わってきて。
あぁ、やっぱりテイラー・スウィフトって自分の人生をきちんと作品に出来てしまう時点で、本当にすごいなぁと思ったし、避けていた『Reputation(レピュテーション)』を聴いてみたくなった自分がいます。




私生活も追われる身のテイラーが綴る 新しく想いを寄せる男性へのためらい&愛情表現

タイトルにもなっている『Delicate(デリケート)』は、日本語でもよく使われるボキャブラリーですが、「扱いにくい」とか「慎重さを必要とする」といった意味として、この歌でも使われていると思います。


歌詞を和訳してみると…


This ain’t for the best
(これが最善という訳じゃない)
My reputation’s never been worse, so
(私の評判はかつてないほど悪いから)
You must like me for me
(ありのままの私を好きになってくれなくちゃ)
We can’t make any promises now, can we, babe?
(私たち 今どんな約束もできないわよね)
But you can make me a drink
(とりあえず 何か一杯飲ませてくれないかな)


Dive bar on the East Side, where you at?
(イーストサイドのバーにもぐり込んで どこにいるの?)
Phone lights up my nightstand in the black
(携帯の明かりが闇の中のサイドテーブルを照らす)
Come here, you can meet me in the back
(こっちに来て 奥にいるから)
Dark jeans and your Nikes, look at you
(濃い色のジーンズとナイキを履いてるあなた)
Oh damn, never seen that color blue
(わぁ そんな青い色見たことがないわ)
Just think of the fun things we could do
(私たちができる楽しいことをただ考えるの)
‘Cause I like you
(あなたが好きだから)


This ain’t for the best
(これが最善という訳じゃない)
My reputation’s never been worse, so
(私の評判はかつてないほど悪いから)
You must like me for me
(ありのままの私を好きになってくれなくちゃ)
Yeah, I want you
(そう あなたが欲しい)
We can’t make any promises now, can we, babe?
(私たち 今どんな約束もできないわよね)
But you can make me a drink
(とりあえず 何か一杯飲ませてくれないかな)


Is it cool that I said all that?
(私が話したこと 問題なかったかな?)
Is it chill that you’re in my head?
(あなたのことで頭がいっぱいなこと ドン引きされたかしら?)
‘Cause I know that it’s delicate (delicate)
(だってデリケートなことだって分かってるから)
Is it cool that I said all that
(私が話したこと 問題なかったかな?)
Is it too soon to do this yet?
(まだ早すぎたかな?)
‘Cause I know that it’s delicate
(だってデリケートなことだって分かってるから)


Isn’t it? Isn’t it? Isn’t it? Isn’t it?
(そうでしょ?)
Isn’t it? Isn’t it? Isn’t it? Isn’t it?
(そうよね?)
Delicate
(だってデリケートなことだから)






Third floor on the West Side, me and you
(ウエストサイドの三階に あなたと私)
Handsome, your mansion with a view
(カッコイイ あなたのマンションからの眺めみたいに)
Do the girls back home touch you like I do?
(地元の女の子たちも私みたいにあなたに触れるの?)
Long night, with your hands up in my hair
(長い夜 あなたの両手が私の髪を梳くの)
Echoes of your footsteps on the stairs
(階段で響くあなたの足音)
Stay here, honey, I don’t wanna share
(ここにいて ねぇ 誰とも共有したくないの)
‘Cause I like you
(あなたが好きだから)


This ain’t for the best
(これが最善という訳じゃない)
My reputation’s never been worse, so
(私の評判はかつてないほど悪いから)
You must like me for me
(ありのままの私を好きになってくれなくちゃ)
Yeah, I want you
(そう あなたが欲しい)
We can’t make any promises now, can we, babe?
(私たち 今どんな約束もできないわよね)
But you can make me a drink
(とりあえず 何か一杯飲ませてくれないかな)]


Is it cool that I said all that?
(私が話したこと 問題なかったかな?)
Is it chill that you’re in my head?
(あなたのことで頭がいっぱいなこと ドン引きされたかしら?)
‘Cause I know that it’s delicate (delicate)
(だってデリケートなことだって分かってるから)
Is it cool that I said all that
(私が話したこと 問題なかったかな?)
Is it too soon to do this yet?
(まだ早すぎたかな?)
‘Cause I know that it’s delicate
(だってデリケートなことだって分かってるから)


Isn’t it? Isn’t it? Isn’t it? Isn’t it?
(そうでしょ?)
Isn’t it? Isn’t it? Isn’t it? Isn’t it?
(そうよね?)
Delicate
(だってデリケートなことだから)


Sometimes I wonder when you sleep
(時々思うの あなたが眠ってるとき)
Are you ever dreaming of me?
(私の夢を見たことがあるのかなって)
Sometimes when I look into your eyes
(時々思うの あなたの瞳をのぞき込んでいると)
I pretend you’re mine, all the damn time
(あなたが私のものになった気がするの ずっと)
‘Cause I like you
(あなたが好きだから)


Is it cool that I said all that?
(私が話したこと 問題なかったかな?)
Is it chill that you’re in my head?
(あなたのことで頭がいっぱいなこと ドン引きされたかしら?)
‘Cause I know that it’s delicate (delicate)
(だってデリケートなことだって分かってるから)
Yeah, I want you
(そう あなたが欲しい)
Is it cool that I said all that
(私が話したこと 問題なかったかな?)
Is it too soon to do this yet?
(まだ早すぎたかな?)
‘Cause I know that it’s delicate (delicate)
(だってデリケートなことだって分かってるから)





キュートな変顔に親近感を抱いてしまうミュージックビデオ

こういう歌詞を世間にさらけ出すのって、実はものすごくハードルが高いと思うんです。
一歩間違えば「所詮セレブが歌う歌」で片付けられてしまうし、テイラーの場合、「また自分の恋愛の歌?」って言われがちだろうし。


でも彼女がすごいところって、やっぱり女の子なら誰しもが一度でも経験したことがある心理を上手くサラリと組み込んじゃうところ。
テイラーみたいに有名人じゃなくても、例えば「好きな人の前であんな振る舞いしちゃったけど嫌われてないかな?」とか、むしろ恋愛だけじゃなくて、仕事や人間関係など日常生活を過ごす中で、似たような場面に遭遇することってあると思うのですが。


この『Delicate(デリケート)』って、なぜかそんな自分の心情とも重なる部分もあります。


混じり気がない、とても素直な歌です。


MVでは、テイラーがインタビュー中に誰かからもらった謎のメモを読むと、透明人間になり。
世間の視線から解放され、雨の中で自由を表現するかのように軽やかなダンスをするものの、誰からも存在を感じてもらえないことで不安になり、歌詞のようにバーで大切な人を探し、見つけたのかホッとした表情をして終わります。


面白くてカワイイ変顔も見せてくれていますよ。
ちなみに私が好きなシーンは、SPの背後をピョンピョン飛び跳ねる姿です♪












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